〖日本ダービー2026 全頭診断〗今年もついにダービーデーがやってきた

競馬

この記事は枠順、最終追い切り、当日馬場、実オッズ確定前の週中全頭診断。最終予想では、枠順、当日TB、最終追い切り、馬体重、実オッズを見て評価を調整する。

全頭診断一覧表

評価役割該当馬ざっくり扱い
S評価軸候補ロブチェン現時点の最上位評価。最も3着以内率が高いと見る馬
A評価◎○候補ライヒスアドラー、リアライズシリウス、パントルナイーフ能力・期待値・レース質適性の中心候補
B+評価▲△本線候補アスクエジンバラ、フォルテアンジェロ、ゴーイントゥスカイ、コンジェスタス、アウダーシア条件、枠順、馬場、オッズ次第で相手本線まで
B評価△穴・3列目候補ジャスティンビスタ、マテンロウゲイル、エムズビギン、バステール条件が噛み合えば3列目に残したい馬
状態保留最終追い切り待ちグリーンエナジー能力だけなら上位級だが、熱発後の状態確認が必要
C評価今回は見送り寄りアルトラムス、ケントン、カフジエメンタール、メイショウハチコウ、ショウナンガルフ現時点では積極的には買いづらい馬

グリーンエナジーは能力だけならA評価級。ただし、フォトパドック撮影後に熱発しているため、写真だけで状態不安は消せない。最終追い切りを確認するまで状態保留にする。

唯一のS評価馬であるロブチェンを最終で大きく下げるには、枠順、馬場、隊列、状態、オッズなどで明確な反証が必要になる。

このレースで問われるもの

今年の日本ダービーは、良馬場想定なら前半はスロー寄りで入る可能性が高い。ただし、今年はレベルの高い先行勢がいるため、緩いままの瞬発戦にはなりにくいと見ている。

本線は、前半スロー寄りからの後半5F持続戦

逃げ馬不在に近いメンバーだが、ロブチェン、リアライズシリウス、アスクエジンバラ、フォルテアンジェロ、パントルナイーフあたりは前目〜中団前を取れる。皐月賞1、2着のロブチェンとリアライズシリウスは、ドスローのL2瞬発戦だけにしたいタイプではない。後半1000mから締まる形を本線で見る。

今回重視するのは以下。

  1. 皐月賞組の能力比較
  2. 後半5Fの持続力
  3. 東京1800m〜2000mでの高水準ラップ経験
  4. 最初に取れるポジションと進路取り
  5. 折り合いと操作性
  6. Cコース替わりでも最内ベタを過信しない馬場読み

過去のダービーで皐月賞好走馬が崩れるパターンを見ると、主な理由は「皐月賞の好走理由がダービー適性に直結していなかった」ケースが多い。中山専用、距離不足、後方届かず、状態・テンション問題。この4つが主な凡走パターン。

ロブチェンは皐月賞を前で勝っているため一見危険に見えるが、ホープフルSで差す形、共同通信杯で東京経験。持続型のレースも瞬発型のレースでも好走しており、中山専用の先行馬とは違う。
リアライズシリウスは距離そのものより、ロブチェンの前に行くか後ろで見るかの戦術負荷が課題。
ライヒスアドラーは能力面ではかなり高いが、出遅れ+後方外回しになった場合に物理的に届かないリスクはある。自分との闘い。

パントルナイーフは東スポ杯の高水準ラップと皐月賞度外視で穴候補。
ゴーイントゥスカイは青葉賞勝ちで東京2400m適性は示したが、G1負荷の証明はまだない。

S評価は、軸候補。今回のメンバーの中で、最も3着以内率が高いと見る馬。

A評価は、◎○候補。能力、期待値、レース質適性のいずれかで、最終予想の中心に置ける可能性がある馬。

B+評価は、▲△本線候補。本線までは置きにくいが、枠順、馬場、オッズ次第で相手本線まで考えられる馬。

B評価は、△穴・3列目候補。能力や条件替わりの魅力はあるが、中心視するには不安が大きい馬。

C評価は、今回は見送り寄り。現時点では今回の条件で積極的に馬券を買う可能性は低い馬。ただし、これは今回の条件・相手関係・想定展開を踏まえた評価であって、馬自身を否定するものではない。

全頭診断

ロブチェン

評価:S
印:軸候補
日本ダービー適性:A

ストロングポイント:皐月賞を逃げ切った馬だが、逃げ専ではない。ホープフルSでは先行集団の内で我慢し、直線で大きく横移動して進路を確保。残り200mから一気に加速して勝っている。展開利はあったが、切れ味も鋭い。共同通信杯ではロケットスタートからあえて控え、中団前で教育競馬をして3着。皐月賞では自分でハイラップを作り、4角ではリアライズシリウスの方が手応え良く見えたところから坂で二枚腰を使って突き放した。先行、控える形、馬群、進路変更、瞬発力、持続力のどれも対応している。

ウィークポイント:2400mがベストかは不明。陣営コメントでも現状は2000mがベストというニュアンスはある。さらに皐月賞を逃げ切った人気馬として、今回は全馬の目標になる。前走逃げたことで折り合いが難しくなる可能性や、早めに動かされて差し馬の目標になるリスクはある。

日本ダービーの予想ポジション:逃げ〜番手〜中団前。枠順と周囲の出方次第だが、逃げる可能性は十分ある。ただし、逃げてもドスローに落とすより、後半5Fの持続戦に持ち込む形が自然。

短評:現時点では最も3着以内率が高そうな馬。皐月賞逃げ切り馬の危険性はあるが、中山専用の前受け馬とは違う。逃げても控えても競馬でき、馬場も良馬場・道悪どちらも対応可能。大きく嫌うには強い反証が必要。

ライヒスアドラー

評価:A
印:◎〜軸候補
日本ダービー適性:A−

ストロングポイント:東スポ杯と皐月賞の内容がかなり強い。東スポ杯では勝負所で接触、減速、進路消失があり、荒れた最内を通しながら上がり32.9で僅差3着。スムーズだったパントルナイーフと比べても、内容は一段上に見える。皐月賞では出負け気味に加えて道中は外3頭目、4角では外5頭目を回すかなりロスの大きい競馬。それでも最後は力強く伸びて3着。瞬発型というより、加速力とトップスピードを持った高速持続型。高速馬場の後半持続戦はかなり合う。

ウィークポイント:課題は距離そのものより折り合いと位置取り。父シスキン産駒の傾向から2400mが明確にプラスとは言い切れない。ただし、皐月賞で外から力強く伸びている以上、距離延長を理由に大きく嫌う必要はない。出遅れ、折り合い、後方外回しが重なる形は避けたい。

日本ダービーの予想ポジション:中団前〜中団。出負け気味でも出足で好位に取り付ける脚はあり、後方一辺倒ではない。中〜内枠で壁を作れれば、かなり強く買える。

短評:能力だけならロブチェン以上の可能性もある。乗り難しさはあるが、レースごとに改善している。当日イレ込みは確認事項だが、事前評価で過度に減点する材料ではない。枠順とTB次第では軸まで考えたい馬。

リアライズシリウス

評価:A
印:○候補
日本ダービー適性:A−

ストロングポイント:共同通信杯がかなり強い。外からロブチェンを抜いて番手を取り、1000m通過59.5前後。3番手以下を離して、早めからじわじわロンスパの形を作った。共同通信杯は後半4Fが非常に締まったラップだが、ほぼリアライズシリウスが作ったと言ってよい内容で、最後は脚が鈍りながらも開いた差を守り切って勝利。皐月賞でも番手からロブチェンを負かしに行って2着。東京替わり、後半5F持続戦は合う。

ウィークポイント:父ポエティックフレアは産駒数が少なく、2400m適性は血統面からは未知。陣営は距離に前向きだが、体格からマイル〜中距離がベストという見方もできる。さらに、ロブチェンの前に行けば目標になり、後ろで見ると皐月賞と同じく捕まえ切れない可能性がある。戦術が難しい。

日本ダービーの予想ポジション:番手〜好位。理想はロブチェンを見ながら運ぶ形。ただし、自分でハナに立つより、強い馬を見ながら運ぶ方が良さそう。

短評:能力は相当高い。後半5F持続戦ならかなり合う。ただし、ロブチェンとの前後関係が難しく、2強のうち崩れるならこちらという見方も成立する。強いが、戦術面の自由度ではロブチェンに一歩譲る。

パントルナイーフ

評価:A
印:○〜▲候補
日本ダービー適性:A−

ストロングポイント:派手な勝ち方こそ少ないが、スタート、操作性、長く脚を使う末脚と、東京2400mで武器になる要素を持っている。新馬戦は番手に行ける出脚を見せながら教育騎乗で5番手。直線は進路待ちで、残り250mから伸びたが届かず2着。未勝利戦は外から綺麗に伸びたが、一瞬の切れというより持続力型の末脚。東スポ杯では中団外からスムーズに運び、後半5F57.5、4F45秒台という高水準ラップで勝利。皐月賞は4角で下がってきた馬の影響を受けてポジションを大きく下げ、直線も進路がなくまともに追えていない。着順はほぼ参考外で、能力の底はまだ見せていない。
あとなんかやたらルメールさんが強気。

ウィークポイント:皐月賞14着という結果自体は過去傾向上の明確な減点材料。東スポ杯はスムーズな競馬で、通したところも良かった。東京1800mで強いゾロアストロ、ライヒスアドラーを破っている点は評価できるが、皐月賞上位組と同じG1負荷を受けて好走したわけではない。

日本ダービーの予想ポジション:好位〜中団前。ルメールなら無理に下げすぎず、折り合い重視で中団前あたりを取りに行く可能性がある。

短評:穴でかなり面白い。皐月賞大敗からの巻き返しなので過去傾向上は逆張りだが、レース内容を見ればまともに競馬になっていない。1週前追い切りにルメールが乗りに来ている点も含め、陣営・鞍上の期待は低くなさそう。○まで考えてよい馬。

グリーンエナジー

評価:状態保留
印:状態次第
日本ダービー適性:B+〜A

ストロングポイント:皐月賞は7着だが内容は見直せる。スタートは普通に出て、外から行くリアライズシリウスを行かせて控える形。4角ではかなり大外を回しており、TB的には苦しい競馬だった。それでも最後まで止まらず伸びて、サウンドムーブ、フォルテアンジェロと僅差。トップスピードに乗ったのが坂上あたりで、やや加速に時間がかかっているようにも見える。東京の長い直線は良さそう。武器は加速力とトップスピード。

ウィークポイント:熱発後の調整過程がかなり重い。フォトパドックは熱発前の写真なので、写真だけで状態不安は消せない。能力だけなら上位に残したいが、最終追い切りを確認するまで本線には置けない。皐月賞でもやや掛かり、右にモタれる面があった。

日本ダービーの予想ポジション:中団〜後方。状態が戻っていて、内〜中で脚を溜められる枠が欲しい。

短評:能力評価と状態評価を分ける必要がある。能力だけならA級に近いが、現時点では状態保留。最終追い切りで良く見せるかが最大の判断材料。

アスクエジンバラ

評価:B+
印:△本線候補
日本ダービー適性:B+〜A−

ストロングポイント:総合力が高い。スタート、位置取り、馬群内での冷静さ、操縦性があり、常に上手い競馬をする。京都2歳Sではスタートよく出て、手綱を抑えながら先団を取れそうな形だったが、折り合い重視で中団へ。脚を測る実験的な騎乗に見える内容で、後に先手を取る形へつながった可能性がある。スプリングS2着、皐月賞4着と大崩れせず、相手強化にも対応している。フォトパドックや調教でも良化してると感じており上昇度込みで馬券内も期待できる。

ウィークポイント:どの能力も高水準だが、スペシャリストに負ける器用貧乏な面はある。皐月賞はリアライズシリウスの後ろでかなり上手く運べており、前2頭との差がそのまま実力差にも見える。最後やや詰めが甘くなるところがあり、ロブチェン、リアライズ、ライヒスのような決定的な武器には欠ける。

日本ダービーの予想ポジション:好位〜中団前。内〜中でロスなく運べる枠が欲しい。

短評:勝ち切りより3着候補。上位のミスや展開の崩れを待つ立場だが、安定感は高い。B+の中ではかなり扱いやすく、△本線候補として残したい。

フォルテアンジェロ

評価:B+
印:△本線〜穴候補
日本ダービー適性:B+

ストロングポイント:ホープフルS2着、皐月賞5着。ホープフルSでは前外3番手から、4角で前が詰まり、アスクエジンバラに締められて外から抜かれた後に、外へ出してアスクを差している。中々強い内容。皐月賞は2馬身出遅れながら、後方インから5着まで来た。陣営は折り合い、距離に前向きで、馬体寸評でも2400m延長は好材料とされている。

ウィークポイント:皐月賞で大きく出遅れており、スタートに安定感はない。皐月賞は出遅れながら5着まで来た点は評価できるが、ハイペースを後方インで運べた展開利もある。東京より中山向きに映る点も気になる。出遅れずに運べても、上位2頭に迫れたかは微妙。

日本ダービーの予想ポジション:中団前〜中団。出遅れれば後方。まともに出られるかが最大の鍵。

短評:能力は評価するが、東京2400mで強く買うにはゲートと位置取りが不安。完全消しにはしないが、中心ではなく△本線〜3列目候補。

ゴーイントゥスカイ

評価:B+
印:△本線候補
日本ダービー適性:B+

ストロングポイント:青葉賞勝ちで東京2400mに対応できるスタミナは証明済み。青葉賞では半馬身ほど遅れたスタートから出脚をつけて中団外目を確保し、手綱を短めに持ちながら折り合い重視で運べていた。直線では馬群の空いたところをスムーズに加速し、上がり3F瞬発力戦をきっちり勝利。時計も上がりも優秀で、東京2400mで脚を使えることは示した。強調したいのは、スタミナと長い直線向きの瞬発力。

ウィークポイント:青葉賞は4角で大きくペースが上がらず、脚を溜められた恩恵もあった。きさらぎ賞も出遅れてスローを外目で追走し、上がり33.2で6着。京都2歳Sでも出遅れから大外で早仕掛けし、アスクエジンバラ、ジャスティンビスタに後ろから差されている。距離延長が良いことは示したが、追走力や高負荷持続戦への対応はまだ確認できていない。現状、ラフターラインズやアスクエジンバラより明確に強いと言える根拠は薄く、タイダルロックと同程度の強さと見るのが自然。

日本ダービーの予想ポジション:中団。武豊騎手なら無理に前には行かず、リズム重視で運ぶはず。外から大きくまくるより、青葉賞のように馬群を突く形が理想。

短評:弱いわけではない。東京2400m適性はある。ただし、青葉賞勝ち、武豊、東京2400mという要素で真ん中よりやや上位のオッズになるなら過剰人気注意。皐月賞上位組とは明確に差をつけて評価したい。

コンジェスタス

評価:B+
印:△本線候補
日本ダービー適性:B+

ストロングポイント:京都新聞杯を勝ち切った馬。スタート後はベレシートの後ろを取り、ハイペースを中団後ろで運ぶ形。下り坂で徐々に外へ出し、直線はまっすぐ伸びた。内前の馬群が坂の下りで苦しくなる中、素早く外へ出した西村騎手の好騎乗も大きい。操縦性と持続力は評価できる。高野師のコメントも、勝ち切る能力と冷静さを保てるメンタルを評価しており、順調さもある。

ウィークポイント:京都新聞杯はかなり前不利・後方有利の展開で、コンジェスタスは展開利を得た側。タイムはそれなりに出ているが、ラップはやや変則的で、鞍上の腕が光ったレースでもある。時計以上の評価は危険。速い上がり勝負でどこまで脚を使えるかはまだ課題。

日本ダービーの予想ポジション:中団。後方すぎず、中団で折り合って長く脚を使う形が理想。

短評:後半持続戦なら残せるが、京都新聞杯勝ちを過大評価しない方がよい。B+の△本線候補まで。

アウダーシア

評価:B+
印:△穴〜△本線候補
日本ダービー適性:B+

ストロングポイント:スプリングSは超高速馬場のハイペースを後方外から4角4頭分外でロスがありながら勝利。単なる瞬発型ではなく、高速馬場で長く脚を使えるタイプ。レーン騎手への乗り替わりは純粋に強化。手塚師も広い東京と距離に前向き。

ウィークポイント:スプリングSは前不利・後方有利で、展開は向いた。距離延長ローテや緩い流れでは掛かり・切れ負けリスクがある。追い込み想定だと、今年の後半1000m持続戦では届かない可能性もある。

日本ダービーの予想ポジション:後方〜中団。レーン騎手で中団まで取れるかが鍵。

短評:現時点ではB+。軽い馬場、Cコース替わり、レーン騎乗が噛み合えば面白いが、後方固定なら評価は下げたい。

ジャスティンビスタ

評価:B
印:△穴候補
日本ダービー適性:B

ストロングポイント:京都2歳Sがかなり強い。そろっとしたスタートから控えて後方6番手あたり。コーナーでは大きく外を回さず、直線入口で外へ出してから残り150mでアスクエジンバラとゴーイントゥスカイをさっとかわしている。トップスピードは高い。ホープフルSはスタートで寄れて接触し、包まれる形からスロー切れ味勝負を700m地点から大外進出。騎乗・位置取りのロスが大きかった。

ウィークポイント:久々、G1負荷、2400m、位置取りが課題。京都2歳Sの切れ味は魅力だが、東京2400mで後半持続戦になった時に同じ脚を使えるかは不明。京都向きにも見える。スムーズに運べる枠と騎乗が必要。

日本ダービーの予想ポジション:中団〜後方。スムーズに外へ出したいタイプ。

短評:完全消しにはしづらい。調教、枠、オッズが噛み合えば3列目に薄く残す価値はある。ただし、本線ではない。

マテンロウゲイル

評価:B
印:△穴候補
日本ダービー適性:B

ストロングポイント:良い脚が長く続く持続型。皐月賞は後方2番手から大外寄りを回る形で、グリーンエナジーとは差をつけられたが、TBと距離ロスを考えれば伸びてはいる。陣営はもともとダービー向きと見ており、1週前の動きも良いというコメント。

ウィークポイント:皐月賞内容から上位との差はある。上がり性能ではグリーンエナジーに見劣る。ゲート前の雰囲気やG1の雰囲気にのまれたというコメントもあり、流れに乗れなかった点は気になる。

日本ダービーの予想ポジション:好位〜中団前。枠次第では前目を取りに行く可能性もある。

短評:内枠でロスなく前目〜中団前を取れれば鞍上込みで穴で一考。宇宙。

エムズビギン

評価:B−
印:△穴候補
日本ダービー適性:B−

ストロングポイント:京都新聞杯では中団コンジェスタスの内まで下がる形で、川田騎手の教育騎乗色が強かった。直線で一瞬前が壁になり、加速し直す形でも最後まで伸びている。気性面をクリアできるなら距離延長は良さそう。友道師も東京の広いコースは合うとコメントしている。

ウィークポイント:切れがない馬なので、後方のポジションからでは届かない。瞬発力を問われないレース質が必要。能力比較では上位と差があり、重賞級の末脚証明やG1級実績も薄い。

日本ダービーの予想ポジション:中団。できればロスなく運びたい。

短評:距離延長は悪くないが、瞬発力戦では厳しい。持続戦・消耗戦寄りなら少し浮上する程度。

バステール

評価:B−
印:△穴候補
日本ダービー適性:B−

ストロングポイント:バテないのが強み。弥生賞勝ち馬で、後ろ目馬群から4角接触ロスがありながら伸びて勝っている。スタートや折り合いに進境を見せたのは収穫。

ウィークポイント:皐月賞ではスタート後に出足がつかず、追走力不足がはっきり出た。1000m過ぎから促してもポジションが上がらず、直線もバテてはいないが鋭く伸びたわけではない。高速良馬場の後半5F戦だと位置取りが厳しい。1週前の動きも陣営が「もうひとつ上が欲しい」としており、状態面で強調しづらい。

日本ダービーの予想ポジション:後方〜追い込み。差しが届く馬場や、前半が流れる展開が欲しい。

短評:時計が掛かる馬場、荒れ馬場、緩い流れからのマクリが利く形なら浮上。良馬場想定では優先度は下がる。

アルトラムス

評価:C
印:消し寄り
日本ダービー適性:C

ストロングポイント:皐月賞は道中ずっと大外を回っており、かなりきつい競馬だった。能力の一端はある馬だが、現時点で今回強く買える材料は少ない。

ウィークポイント:皐月賞では4角で早々に垂れていった。きつい競馬だったのは確かだが、追走力も足りなかった。距離も長い可能性がある。陣営コメントでも「本来の迫力ある動きがまだもうひとつ」とあり、反転材料に乏しい。

日本ダービーの予想ポジション:後方〜追い込み。

短評:現時点では積極的には買いづらい。最終追い切りで大きく変わらない限り、C評価。

ケントン

評価:C
印:消し寄り
日本ダービー適性:C+

ストロングポイント:スタミナはあり、渋った馬場が向くという陣営コメント。青葉賞でも2400m自体は問題なさそうだった。

ウィークポイント:青葉賞は好位4頭分外から向こう正面で3番手に進出し、ロスが大きく伸びず。高速馬場や大外枠が響いた面はあるが、今回のダービーで能力上位と戦うには足りない印象。良馬場想定もプラスではない。

日本ダービーの予想ポジション:逃げ〜先行。奇策逃げの候補ではある。

短評:雨が降って馬場が渋れば多少見直せるが、良馬場想定では強調しづらい。逃げたとしても残すにはかなり恵まれたい。

カフジエメンタール

評価:C
印:消し寄り
日本ダービー適性:C

ストロングポイント:京都新聞杯を使っており、距離を試した経験はある。調教評価が高いなら状態面での見どころはある。

ウィークポイント:京都新聞杯では重賞上位相手に決め手・位置取りの課題が出た。調教だけでは足りなかった。2200mでも少し長そうな印象があり、そこからさらに2400mへ延びるのはプラスに見づらい。

日本ダービーの予想ポジション:後方〜追い込み。

短評:現時点では積極的に買う材料が薄い。馬券内まで見るには、相当な展開利と馬場利が必要。

メイショウハチコウ

評価:C
印:消し寄り
日本ダービー適性:C

ストロングポイント:先行できる可能性はあり、逃げ馬不在の今年で前に行く選択肢はある。パワー型で、持続力や消耗戦でパフォーマンスを上げる可能性はある。

ウィークポイント:現状は挑戦者。G1上位馬と比較した能力証明が薄い。良馬場の東京2400mで速い上がりやトップスピードを問われると厳しい。

日本ダービーの予想ポジション:逃げ〜先行。

短評:隊列的には気になるが、能力面で強く推せない。Cコース替わりを活かした奇策逃げでも、馬券内まではかなり厳しい見立て。

ショウナンガルフ

評価:C
印:消し寄り
日本ダービー適性:C

ストロングポイント:ダービー一本で予定通り来ているという陣営コメント。ローテ面の計画性はある。

ウィークポイント:能力比較では上位と差がある。重賞級での強い末脚証明や、皐月賞上位組に対抗できる明確な材料が足りない。

日本ダービーの予想ポジション:中団〜後方。

短評:ローテは悪くないが、現時点では積極的に買う根拠が薄い。

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