予想印
| 印 | 馬 |
|---|---|
| 軸 | ①ライヒスアドラー |
| ◎ | ⑬パントルナイーフ |
| ○ | ⑰ロブチェン |
| ▲ | ⑪リアライズシリウス |
| △ | ⑫アスクエジンバラ |
| △ | ⑮フォルテアンジェロ |
| △ | ⑭ゴーイントゥスカイ |
土曜東京芝のトラックバイアス
土曜朝は9.9。
含水率はゴール前14.9%、4コーナー12.5%。
直線は内3頭あけたあたりをレーンもルメールもよく使ってた印象。
かなりフラットよりで大外から伸びてきてる馬もいれば逃げに近い馬も残っていた。
内から伸びて連対してるのも居るけどCに変わって内ド有利ってほどではないみたい。
逃げも追込も展開次第ではうっすら来てるし馬場造園家、コース作るのうますぎる、かなりフェアな馬場。
枠順と隊列の想定
今回の枠順を見ると、内にも外にも前へ行きたい馬がいる。
内からは、マテンロウゲイル、ケントン、コンジェスタス、メイショウハチコウあたりが前を意識しそう。
特にケントンは、速い脚はないがスタミナはある。
押して押して前へ行き、1〜3番手を取りに行く可能性がある。
外からはリアライズシリウス、アスクエジンバラ、ロブチェンが前へ行く。
リアライズシリウスは、この並びならハナか番手想定。
内で強く主張する馬がいなければハナもある。
アスクエジンバラは、素直にリアライズシリウスについていく形だろう。
外目の3〜4番手を取れれば、自分の競馬に集中できる。
ロブチェンは17番。
普通に考えれば難しい枠だが、調教師が「自在性があるので枠は気にしない」という趣旨のコメントをしている。
これは後ろで構えるという意味ではなく、前に出していき、3〜5番手の外前を取りに行く意図と見る。
ライヒスアドラーは1枠1番。
普通に内で我慢すると、ケントンの後ろに入るリスクがある。
ケントンは急に垂れる馬ではないが、速い脚がない。
つまり、ライヒスにとって嫌なのは「垂れてくる壁」ではなく、「加速の遅い前壁」になること。
だからライヒスも、少し出してポジションを取りに行く可能性がある。
ケントンの前を取るか、ケントンやマテンロウゲイルが出していくのを利用して外へ出すか。
リアライズシリウスやロブチェンの後ろを取れればかなり良い。
パントルナイーフは内も外も前も後ろも有力馬を見られる神の視点を持つ枠で相当有利と見る。
内でリアライズ、アスクが出していくのを見て、外からロブチェンが出していくのを見て、ゴーイントゥスカイやグリーンエナジーはパントルナイーフの後ろに入りたいだろうから外が壁になるプレッシャーはほぼ無くなる。
内枠の馬は、外から先行したい馬が多いことで包まれてごちゃつくのを嫌い、序盤から少し出していく可能性がある。
その結果、序盤は完全なドスローよりも、ミドル寄りになる可能性が高いと見てる。
最初のコーナーでごちゃつく可能性があり、ここで半分くらいレースは決まってしまうかもしれない。
そのまま隊列が決まり、マクりなどは難しいペースを維持したまま、5F~4Fのロンスパ戦になっていく想定。
軸:①ライヒスアドラー
ライヒスアドラーは、能力評価ではロブチェン、リアライズシリウスと並ぶ最上位級。
能力順だけなら3番手評価だが、今回の後半4F戦想定とオッズ期待値まで含めると、最も買いたい馬として軸にする。
能力の根拠は、後半4F性能。
東京スポーツ杯2歳Sでは、レースラップ後半4F45.0の競馬を経験して3着。
さらに皐月賞では、レース全体の後半4Fは46.0だが、個人ラップでは後半4F45.59を記録している。
東京1800mでも、中山2000mでも、後半4F45秒台。
これはかなり強い。
違う競馬場、違うレース質で、長く速い脚を使えている。
調教は本数も多く、乗り込み量は十分。
1週前は美浦Dウッドで、5月21日に6F83.5-5F67.1-4F51.7-3F37.4-2F23.1-1F11.1。
終い1F11.1まで伸ばしており、ラスト2Fも12.0-11.1。
長めから入りつつ、最後をしっかり伸ばす内容になっている。
調教評価としては、強く上げるというより、能力を出せる状態にあるという評価。
今回のレース質は、前半スロー〜ミドル寄りからの後半4F戦想定。
この形なら、ライヒスアドラーの持続的な後半性能が活きる。
問題は1枠1番。
最悪なのは、2021年ダービーのエフフォーリア型。
内で好位に見えても、勝負所で前の加速待ちになり、3〜4角で相対的にポジションを落とし、直線で慌てて外へ出す形。
この形だと取りこぼす可能性はある。
ただし、エフフォーリアもその形でハナ差2着まで来ている。
少し前があかないくらいの不利なら馬券内には残れるのではと踏んでいる。
展開面では、ケントンの後ろだけは避けたい。
ケントンは急に垂れる馬ではないが、速い脚がないため、勝負所で加速の遅い前壁になる可能性がある。
ライヒスとしては、少し出してケントンの前を取るか、ケントンやマテンロウゲイルが出していくのを利用して外へ出す形が理想。
リアライズシリウスやロブチェンの後ろを取れればかなり良い。
最内枠と言うのは相当リスキーではある。
それでも、後半4F性能、能力、オッズ期待値を総合して、今回は軸にする。
◎:⑬パントルナイーフ
パントルナイーフは、能力順では4番手評価。
ロブチェン、リアライズシリウス、ライヒスアドラーより能力そのものを上に見るわけではない。
ただし、今回条件で能力を出し切りやすい馬として、かなり高く評価する。
能力の根拠は、東京スポーツ杯2歳S。
このレースは後半4F45.0。
パントルナイーフはそのレースを勝っている。
東京1800mで、後半4F45.0の流れを勝ち切っている点は、今回の東京2400m後半4F戦想定に接続しやすい。
単なる上がり3F勝負ではなく、長く速い脚を使える馬として評価する。
皐月賞は14着だが、これは全く評価を下げる必要はない。
前が下がってきてブレーキを踏む形になっており、勝負所で最後方までポジションを落とした。
今回の東京替わり、13番、ルメール騎手なら、皐月賞よりかなり競馬はしやすい。
1週前は美浦Dウッドで、5月20日に6F81.5-5F67.0-4F52.2-3F37.8-2F24.2-1F11.6。
その前の5月13日にも6F80.8-5F66.5-4F52.0-3F37.7-2F24.5-1F12.3。
2週続けて長めからしっかり時計を出している。
最終追切は5月27日、美浦Dウッドで6F81.7-5F66.2-4F51.9-3F37.6-2F23.7-1F11.2。
ラスト2Fは12.5-11.2。
全体時計も速く、最後もきっちり伸びている。
追切評価としては、印を打った馬の中でもかなり良い部類。
何より、ルメールが中間調教に乗りに来ているという事実が熱い。
滅多に調教乗らない騎手で、前回調教に乗ったのは天皇賞秋のマスカレードボール。
さらに木村厩舎は日曜に坂路追いをする厩舎だが、ここでしっかり動けている一流馬は成績も良い。
天皇賞秋のイクイノックスやエリ女のレガレイラなど。
レース質への適応度も高い。
13番はかなり良い。
内も見える。
外も見える。
前も見える。
後ろも見える。
リアライズシリウス、アスクエジンバラ、ロブチェンの動きを見ながら、ルメール騎手が中団外目で位置を微調整できる。
ゴーイントゥスカイやグリーンエナジーはパントルナイーフの後ろが理想だろう。
外が壁になるプレッシャーもほぼ無さそうでまさに神の視点に近い枠。
土曜東京芝も、直線フラット寄り。
極端な内前ではなく、外からでも届く余地がある。
この馬の13番ルメールにはかなり合う。
能力最上位ではない。
ただし、今回能力を出し切れる可能性とオッズ期待値を考えると、◎にふさわしい。
○:⑰ロブチェン
ロブチェンは、能力評価では最上位。
能力順なら1位。
皐月賞を前受けして押し切った内容は内有利としても心肺機能が飛びぬけていないと実現できない勝ち方。
特に坂上でもう一度リアライズシリウスを突き放すのは相当心臓がデカいのだろう。
ホープフルSや共同通信杯では馬群から差す競馬もできている。
逃げ専ではなく、馬群で我慢する競馬もできる。
これがこの馬の強み。
前に行っても強いし、控えても競馬ができる。
総合力は世代トップクラスと見ている。
後半4F性能も十分。
皐月賞はレースラップ後半4F46.0。
そのレースを前で受けて勝ち切った。G1の高負荷戦を前受けして勝った点を重く見る。
1週前は5月20日、栗東Cウッドで6F80.0-5F65.4-4F51.0-3F36.2-2F22.3-1F11.2。
ラスト2Fは11.1-11.2。
長めから速い時計を出し、終いもかなり鋭い。
さらに5月24日にも栗東Cウッドで6F87.0-5F70.2-4F54.0-3F38.3-2F24.2-1F12.1。
こちらは整える内容だが、中間でウッドを複数使えている。
最終追切は5月27日、栗東Cウッドで4F51.4-3F36.8-2F23.0-1F11.2。
ラスト2Fは11.8-11.2。
1週前ほど長めから強い内容ではないが、終いはしっかり伸びている。校長はしっかり維持いている。
問題は17番。普通に考えれば簡単な枠ではない。
調教師が「自在性があるので枠は気にしない」という趣旨のコメントをしている。
これは、前に出して枠の不利を打ち消すポジションを取りに行く意図と見る。
唯々外回ってゴーイントゥザスカイやグリーンエナジーと末脚比べしたいとは思わないだろうしね。
想定は3〜5番手の外前。
内が遅ければハナまであってよい。
この位置を取れれば、17番の不利はかなり消える。
能力最上位の馬が外前でスムーズに運べれば、当然勝ち切りまである。
一方で、悪いシナリオもある。
前に壁がなく、外前で行きたがる形。
序盤に力み、前半で余計に脚を使い、後半4F戦で最後に甘くなる形。
このリスクがあるため、軸にはしなかった。
ただし、能力評価は下げない。
本線からは絶対に外せない馬として○に置く。
▲:⑪リアライズシリウス
リアライズシリウスは、能力・安定感ともにかなり高い。
能力順では2位評価。
皐月賞ではロブチェンとほぼ同等の後半性能を示している。
レースラップ後半4F46.0の競馬を前で受けて2着。
距離不安や持続力不足を強く見る必要はない。
この馬の良さは、逃げ・番手で自分のリズムを作れること。
気性面も安定しており、前へ行っても極端に力むタイプではない。
左回り、東京競馬場変わりも上昇ポイント。
1週前は5月20日、美浦Dウッドで6F79.7-5F64.7-4F49.8-3F36.0-2F22.8-1F11.2。
全体時計がかなり速く、3F36.0、ラスト11.2までまとめている。
この内容は強い。
最終追切は5月27日、美浦Dウッドで6F84.1-5F67.4-4F52.3-3F37.5-2F23.6-1F11.3。
1週前ほど強くはないが、ラストは11.3。
1週前にしっかりやって、最終は整えつつ終いを確認する形。
坂路でも5月24日に56.0-40.7-26.5-12.9、5月17日に52.2-38.0-24.5-11.8。
特に5月17日の坂路52.2-11.8は目立つ。
調教は良く動く馬だが少なくとも状態面の不安はないと言い切れる内容。
ソールオリエンス、マスカレードボールと毎年のように期待馬を送り込む手塚厩舎、抜かりはない。
11番は良い。
内すぎて包まれる枠ではなく、外すぎて大きなロスを強いられる枠でもない。
スタートが完璧に速い馬ではないが、この枠なら多少後手でもリカバリーしやすい。
この並びなら、ハナか番手だろう。
ただし、内にも前を意識する馬がいる。
外からはロブチェンも出してくる。
序盤からある程度ポジション争いがあり、完全なドスローにはなりにくい。
さらに土曜東京芝は、前だけが残る馬場ではない。
直線フラット寄りで、差し込み勢にもチャンスがある。
そのため、リアライズシリウスは能力・安定感は高いが、差し込み勢への相対優位は少し下げる。
それでも皐月賞はこの馬の強さを信じた。今回も本線に近い位置に置く。
ダービー前日に津村が落馬。それを受けて2番人気をゴーイントゥスカイに譲る形となった。
多少オッズ妙味が出てくれるなら余計に買いやすい。
津村なら大丈夫だと俺は信じている。
毎回、前のポジションゆえネガティブキャンペーンをされてきたが、調子の悪かった朝日杯を除いて常に結果を出してきた馬。
△:⑫アスクエジンバラ
アスクエジンバラは、はっきり言って過剰人気気味ではある。
ただ、岩田パパの騎手生命を賭けた再起にかける想いと状態面の評価をするなら印は外せない。
こんな熱いドラマを俺は無視できない。
アスクは岩田パパが乗り替わったサウジアラビア以降、皐月賞を除いて全て教育騎乗に徹している。
皐月賞では展開が恵まれたとは言え上位勢に食らいつき、ダービーへ向けた適性も示した。
常に恵まれた競馬ができる器用さも、この馬の強みだ。
段階的に逆算してダービーへ向けて馬を作ってきた。
100%だと、できる事は全てやったと岩田パパのお墨付き。ブレイクスルーがあっても驚かない。
(なんせ調教だけでなく週5で福永厩舎に通い、馬の世話までしているそうな)
追切は先週の日曜に6F84.4-5F67.5-4F51.1-3F35.4-2F21.9-1F10.8。
ラスト2F11.1-10.8。
究極の仕上げが施された。
12番は、理想より少し外。
ただし、隣の11番にリアライズシリウスがいるのは良い。
アスクエジンバラは、素直にリアライズについて行けばよい。
リアライズが前へ行くなら、その後ろ、または外目3〜4番手を取れる。
この形ならかなり競馬はしやすい。
不安は、前を取るために序盤で少し脚を使うこと。
出負けして中団外目になってしまうと、上位馬相手の切れ味勝負では少し分が悪い。
リアライズを見ながら外目好位。
この形が取れるなら、馬券内の可能性はある。
△本線として拾う。
△:⑮フォルテアンジェロ
状態面と操作性・機動力・切れ味で馬券に入れたい馬。
この馬を買う最大の理由は状態面。
上原師のコメントでは、足りないと思っていた迫力、爆発力がついてきた。自分自身驚く内容だったと印象的なコメントを出しており、今回がピークに近いとかなり強い表現があった。
調教後馬体重も前走450kgから458kgで+8kg。
しっかり動いて馬体が増えているのは好印象。
調教・状態面では、印を打った中でもかなり評価したい。
一方で、15番は難しい。
本来は内〜中で操作性と切れ味を活かしたい馬。
外を普通に回すだけだと、長所が活きにくい。
土曜東京芝は直線フラット寄りなので、外が完全にダメではない。
ただし、パントルナイーフのように枠と鞍上で自然に良い位置を取れるわけではない。
荻野極騎手がどう乗るかがかなり重要。
後方からただ外を回すだけでは足りない。
雨に行くにしろ、後ろに行くにしろ、どこかでロスを抑え、脚を溜める必要がある。
あとは皐月賞で大きく出遅れたのでそこが少し懸念点ではある。
状態は良い。
だが、枠と騎乗難度を考えると、軸や上位印までは上げない。
3連複の相手、3列目で拾いたい馬。
△:⑭ゴーイントゥスカイ
印を打った中では評価は一番下だが、東京2400m適性と武豊騎手を評価して△に残す。
青葉賞を勝っているので、東京2400mへの適性とスタミナは立証されている点は強い。
青葉賞2:23.0や後半のラップがかなり優秀なのは事実。
青葉賞は武豊騎手がかなり上手く導いた内容でもあり、馬自身には不器用さが残る。
追切・状態面は確実に上昇している。
上原厩舎の4頭はトラブルのあったグリーンエナジー以外きっちり上昇を描いており、素晴らしいの一言に尽きる。
14番は悪くない。
五分に出れば、パントルナイーフの後ろあたりを取れる可能性がある。
土曜東京芝が直線フラット寄りなら、外から伸びる余地もある。
不安はスタート。前走は出たが、キャリアのほとんどを出遅れてきた馬。
また、武豊騎手+青葉賞勝ちで人気しやすく、馬券妙味はそこまで大きくない。
そのため厚くは買わない。能力的には無視できず、泣く泣く3列目に入れざるを得ない。
まとめ
今年の日本ダービーは、ロブチェン、リアライズシリウス、ライヒスアドラーの皐月賞組が強いと思う。
ただし、後半4F性能、土曜東京芝の直線フラット寄りTB、隊列、枠順、オッズ期待値まで含めると、パントルナイーフがそこに食い込む。
この4頭を中心に、アスクエジンバラ、フォルテアンジェロ、ゴーイントゥスカイを相手に組む。
今年はこの形で勝負したい。

コメント