再録禁止が話題になっている理由
Twitterで話題になってたのでまずはどんな流れか
アメリカの有名なMTGのユーチューバーが再録禁止は段階的に一部解除しても問題ないんじゃない?って動画を上げて、アメリカでめっちゃ議論されてるらしい。
で、トモハッピーが今アメリカでこういう話題が凄い議論になってるよーって紹介したことによってTwitterでも再録禁止に関して呟いてる方々がいてちょっと話題になってると。
この外人さんの主張としては、同じ《シヴ山のドラゴン》でもalpha版は50万するし、ティーチング用の配布デッキに入ってるのはタダ同然だよねと。
つまり量を絞って段階的に再録禁止を解除していく分には古いカードの価値は守られ、市場へのインパクトは最小限にとどまるのではないかと。
再録禁止を撤廃、もしくは解除することに反発する人もやっぱり多く居て、どっちかが正しいっていう二極の話ではなくなってきているよう。
なぜ、今、再録禁止を解除したい層が居るのか。
端的に言えばEDH(統率者戦)という遊び方のユーザが増えているおかげで再録禁止カードの需要が爆上がりしている。
特に海外でのEDH人気は日本の比ではないらしく、日本で安いカードも海外に持っていくとEDH需要という名目で高騰している事例もあるそうだ。
元々古くなって使い道のないカードの束を持ち寄って遊ぼうぜみたいなノリのレギュレーションなので、EDHはカードプールがめちゃくちゃ広い。
身内でやってる間はそれでよかったが競技人口が爆発したら古くて使い道のないカードも再度脚光を浴びる。
なんせ、古いだけでこれらのカードは強いから。彼らは活躍の場さえあればすぐに輝けるほど、歴代のフォーマットを彩ってきた選りすぐりの猛者達なのだ。
近年は再録禁止カードが1年たつごとに倍の値段になっているという事もざらにあり、今、再録禁止についての話題が流行っているという流れだそうです。
再録禁止とEDHに対する意見
再録禁止カードが近年人気が爆発しているEDHの高い参入障壁になっている事実はあれど、再録禁止解除だけが唯一の道ではなく、Twitterや動画を見た意見だと下記の様に様々な意見も出ている。
1)再録禁止カードはEDHでもまとめて禁止にしてしまえばいいんじゃないか。
2)金枠で再録禁止を刷ってEDHでだけ使えるようにするのはどうか。
3)モダンやパイオニアのカードプールのEDHレギュレーションを作るのはどうか。
4)解除解除うるさい、必要なら買え。
自分の立場と意見
自分の資産としては、デュアルランド白枠各種、foilのガイアの揺籃の地、あとはモックスやライオンの瞳のダイアモンドとか時のらせん、foil適者生存など、P9の様な凄い高くて古いカードは持ってないけど、EDH遊ぶ分にはそんなに不自由ないくらいのプレイヤーです。それくらいのプレイヤーの意見です。
>1)再録禁止カードはEDHでもまとめて禁止にしてしまえばいいんじゃないか。
これは消極的肯定派です。再録禁止カードを使うのは楽しいしEDHの醍醐味ですが、それだけがEDHの全てではないし新規ユーザへの参入障壁とトレードオフになるならこの裁定が将来きても自分は粛々と受け入れ細々EDHを続けていくと思います。
2)金枠で再録禁止を刷ってEDHでだけ使えるようにするのはどうか。
これも消極的肯定派かな。EDHなら1枚だけで良いって免罪符は有れど、いくつかデッキを作るとやはり数枚は欲しくなる。そこまでお金持ちではないので身内では持っているカードはカラー印刷のプロキシありで遊んでることが多いのでそれの延長線上の感覚かな。
公式大会でも使えるようにするかどうかはまぁ、そうなったら皆さんで話し合って決めてくれればなと。
3)モダンやパイオニアのカードプールのEDHレギュレーションを作るのはどうか。
これも、消極的肯定派かな?やはり参入しやすいは正義。ただ、これで爆発的にカジュアル人口増えればいいけど、現状のEDHプレーヤーをフォーマットでただ分断するだけみたいなのは避けたい。
4)解除解除うるさい、必要なら買え。
これもまた一つの心理。正答。
ただ、自分は自分が好きなものはメジャーになってってほしいと思う派なので、新規の参入障壁を下げるためにこの意見は否定派になるのかな。
無くても遊べるはもっともな意見なんだけども、参入してみてEDHを気に入ってもらった時に完成形一つ目指すには軽自動車買うくらいの金がかかるって事前知識で知ってたら、そもそも参入しようという気もちが起こるだろうか。
再録禁止を今すぐ解除しろなんて極端なことは言わないが現状のままで良いとも思っていない。
それが再録禁止を禁止リストに入れるのか代用カードなのかはわからないけど、ポジティブな方向に話し合いは進めていくべきかなと思います。
過去、再録禁止が再録された事例
過去に二回ほど、再録禁止が再録されたことがあるらしく、ジャッジプロモのWheel of FortuneとかFrom the Vault:Relicsのモックスダイアモンドとかがそれにあたる。
foilなら良かろうと刷ってみたけど反発が意外と大きく、再録禁止はfoilでも刷り直さないってウィザーズが公約したって過去はあるみたい。
これらのカードの今を見てみれば再録禁止カードが再録されたらどうなるかというシミュレーションが経つ。
Wheel of Fortuneはalphaが40万で、再録されたジャッジプロモ版が12万、一番安い3EDので3万5千円。
モックスダイアモンドはfoil版が8万、初版のSTH版が6万。一応後から出た方が値段的には高い。
例えばデュアルランドのfoil版をMTG30周年記念From the Vaultとかである程度数を絞って出したとしよう。
白枠はまぁまぁ値下がる。新しいfoil版は白枠よりは高くなるか同じくらいの値段で推移。旧黒枠の値段はびくともしなさそう。むしろ値上がるのではないだろうか。
なので、段階を踏むこと、流通量を絞ることを徹底すれば禁止解除反対派が言うほどの派手な下落はないのではないかとは思う。
ヴィンテージ専用カードはわざわざ刷り直さなくても良いと思うが、デュアルランド等の大多数のユーザの遊戯環境に寄与するカードは段階的に解除していっても良いのではないだろうか。というのが自分の意見です。
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