2026年はいかにもNHKマイルCらしい混戦メンバーになった。
一見すると、ダイヤモンドノット、カヴァレリッツォ、ロデオドライブ、エコロアルバあたりが人気の中心になりそうだが、前哨戦の中身を見ていくと、単純に「重賞を勝った馬が強い」とは言い切れない。
というのも、NHKマイルCの前哨戦は本番の東京1600mとかなりレース質がズレている。
チャーチルダウンズCは阪神1600mのスロー前残り。
NZTは中山1600mのスロー先行戦。
ファルコンSは中京1400m。
毎日杯は阪神1800mの少頭数戦。
シンザン記念は京都1600mで内有利の立ち回り戦。
つまり、NHKマイルCの本番で問われる「東京1600mのG1ペース」に直結するレースがかなり少ない。
だから今回は、前哨戦の着順よりも、そのレースの中身が東京1600mに繋がるかを重視して全頭を見ていく。
なお、この記事は週中段階の全頭診断。
枠順、最終追い切り、当日馬場、実オッズはまだ確定していない前提なので、最終予想ではない。
全頭診断一覧表
| 評価 | 該当馬 | ざっくり扱い |
|---|---|---|
| S評価 | ロデオドライブ | 現時点の最上位評価。軸候補。NZT2着の内容、東京1600m替わり、レーン騎乗、仮想オッズ込みで一番バランスが良い |
| A評価 | ローベルクランツ、アドマイヤクワッズ、カヴァレリッツォ、ダイヤモンドノット、エコロアルバ、バルセシート | 上位評価。本線候補〜相手本線候補。能力・マイル実績・前走内容・オッズ妙味のどこかに強い買い材料がある馬 |
| B評価 | アスクイキゴミ、アンドゥーリル、オルネーロ、ギリーズボール、ジーネキング、タガノアラリア、ディールメーカー、フクチャンショウ、レザベーション | 展開・馬場・オッズ次第で相手候補。3列目、穴、押さえまでなら検討できる馬 |
| C評価 | アルデトップガン、クールデイトナ、サンダーストラック、ストームサンダー、スペルーチェ、トラスコンガーデン、ハッピーエンジェル、ユウファラオ、リゾートアイランド | 現時点では積極的には買いづらい馬。今回の東京1600mG1で本線に上げるには材料不足 |
NHKマイルCで問われるもの
NHKマイルCは東京芝1600m。
スタートから3コーナーまでが長く、序盤からポジション争いが起こりやすい。直線も長く、最後に坂もあるため、単なるスピードだけでは押し切れない。
また、春の3歳路線はスプリントに大きいレースが無いためスプリンターも目指すはNHKマイルCとなる。
その為、毎年ペースが上がりがちなメンバー構成となり、ハイペースを追走できる差し馬が台頭してくるパターンが多い。
ダイヤモンドノット、アスクイキゴミ、レザベーション、ロデオドライブ、ユウファラオ、ディールメーカー、ジーネキングあたりはある程度前を取れるタイプ。
逃げ馬が単騎で楽に行くより、先行勢が多くて前半から流れる可能性を見ておきたい。
「速い流れに乗りながら、最後に鋭い脚を使える馬」が強い。
過去10年の馬券内馬を見ると、上がり5位以内の馬がかなり多く、4角7番手以下から馬券に来る馬も多い。ただし、だからといって最後方一気を狙えばいいわけではない。
東京1600mのG1で必要なのは、
・前半の追走力
・1600mを速い時計で走る能力
・直線で長く脚を使う持続力
・馬群で我慢できる操縦性
・多頭数で進路を取れる器用さ
・前哨戦のスローや特殊コースから本番で上げられるか
このあたり。
特に今年は、前哨戦でスローやコース形態に恵まれた馬と、展開不向きでも内容が良かった馬の差をきっちり見たい。
評価ランクと今回の重視項目
今回重視するのは以下。
- 東京1600m、またはG1級マイルへの適性
- 前半から流れた時に追走できるか
- 前哨戦の着順ではなく、内容が本番に繋がるか
- 1400m寄り、1800m寄りすぎないか
- 折り合い・出遅れ・モタレなどのリスク
- 人気とのバランス
- 騎手・陣営の勝負度が見えるか
現時点の馬場/TBは不明。
ただ、東京1600mのG1という前提なら、極端な前残り決め打ちはしない。
差しは届くが、最後方一気よりは、好位〜中団から直線で長く脚を使える馬を上に取りたい。
S評価
今回のメンバーの中で、能力・実績・条件適性を総合して特に高く評価した馬。
A評価
上位争いに加わるだけの力があり、印の中心候補になる馬。
B評価
本線までは置きにくいが、展開やオッズ次第で3列目や相手の一角としてなら検討できる馬。
C評価
現時点では今回のG1で積極的に馬券を買う可能性は低いと見ている馬。
ただし、これは今回の条件・相手関係・想定展開を踏まえた評価であって、馬自身を否定するものではない。
全頭診断
アスクイキゴミ
評価:B
印:△
NHKマイルC適性:B
ストロングポイント:無敗でチャーチルダウンズCを勝った馬。新馬は東京1600mを1:35.7、上がり33.9で勝利。前走のチャーチルCは阪神1600m稍重で1:34.1、上がり33.7。東京1600m勝ちがある点は少し加点できる。また、チャーチルCではスロー3番手から勝ち切っており、道悪にも対応した。
ウィークポイント:問題はチャーチルCのレース質。あのレースは前有利、後方不利、内有利、外不利の中で、スローの前残り戦だった。アスクイキゴミ自身も3番手で多少ロスはあったが、本番の東京1600mで同じ形になるとは限らない。2戦ともスロー寄りで、G1の締まった流れへの対応はまだ不明。多頭数でごちゃついた時の対応も課題。
NHKマイルCの予想ポジション:好位。先行勢の後ろ、または好位外あたり。
短評:無敗馬として能力は認めるが、チャーチルCの見た目だけで本線に置くのは危険。仮想オッズ15倍前後なら消すほどではないが、勝ち馬として強く買うよりは相手候補まで。
アドマイヤクワッズ
評価:A
印:○候補
NHKマイルC適性:A
ストロングポイント:マイル実績はかなり上位。デイリー杯2歳Sを京都1600mで1:33.1勝ち。朝日杯FSでは重馬場の阪神1600mで3着、勝ち馬から0.3秒差。さらに東京1600mの新馬戦では1:34.1、上がり33.3で勝っている。皐月賞は15着に大敗したが、外枠から外3頭目の先行ポジションを回らされ、しかも当日はかなり内前有利。あの競馬はかなり負荷が高かった。単純な能力負けで片付けるのは早い。
ウィークポイント:皐月賞後の坂井騎手コメントは「反応できませんでした」という内容。距離や馬場を明確な敗因として挙げていない点は少し気になる。中2週で再度G1。状態が戻っているかは最終追い切りと馬体重で確認したい。
NHKマイルCの予想ポジション:好位〜中団前。内に入れればかなり競馬はしやすい。
短評:皐月賞大敗で人気が落ちるなら、かなり面白い巻き返し候補。東京1600m実績、朝日杯FS3着、デイリー杯勝ちの裏付けは強い。状態面さえ悪くなければ本線候補。
アルデトップガン
評価:C
印:無印寄り
NHKマイルC適性:C
ストロングポイント:NZTでは5着。1馬身出遅れ、スロー後ろ目外でロスがありながら伸びており、芝1600mをこなせた点は収穫。上がり33.9を使えているので、全く芝がダメというわけではない。
ウィークポイント:重賞で上位と戦うだけの決定的な裏付けはまだ薄い。NZTは中山1600mのスロー前有利戦で、そこからさらに東京G1で前進するにはもう一段階必要。
NHKマイルCの予想ポジション:中団後方〜後方。
短評:芝マイル適性は見せたが、現時点では本線まで上げづらい。大きく差しが効く馬場になっても3列目に入れるかどうか。
アンドゥーリル
評価:B
印:消し〜△
NHKマイルC適性:B-
ストロングポイント:中京1600mの未勝利を1:33.2で勝っており、時計面の裏付けはある。阪神1600mの新馬でも上がり32.8を使って2着。能力の一端は見せている。チャーチルCは8着だが、道悪が響いた可能性があり、好位4頭分外でかなりロスもあった。
ウィークポイント:近走の内容が悪い。ホープフルS7着、チャーチルC8着と、重賞で信頼を上げる材料が少ない。チャーチルCではやや掛かっていた点も気になる。良馬場替わりで多少見直せるが、東京G1でいきなり本線にするには根拠が足りない。
NHKマイルCの予想ポジション:好位〜中団。
短評:能力の片鱗はあるが、近走内容からは本線に置きづらい。人気が完全に抜けるなら3列目検討くらい。
エコロアルバ
評価:A
印:△本線
NHKマイルC適性:A
ストロングポイント:東京1600mのサウジアラビアRCを勝っている点が大きい。その時の走破時計は1:33.8、上がり33.2。朝日杯FSでも4着、勝ち馬から0.3秒差で、G1級のマイル性能は見せている。東京1600m実績という意味では、今回の中でもかなり貴重な存在。
ウィークポイント:最大の不安はローテ。朝日杯FS以来の休み明けで、実戦感と状態面は確認が必要。また、鞍上が安定していない点も気になる。トップジョッキーの春のファーストチョイスという雰囲気ではなく、陣営の勝負度シグナルとしてはロデオドライブやローベルクランツの方が強く見える。
NHKマイルCの予想ポジション:中団差し。
短評:東京1600m適性は上位。ただし休み明けと騎手事情込みで、人気ほど絶対視はしない。相手本線候補だが、軸や◎までは状態確認後。
オルネーロ
評価:B
印:△〜消し寄り
NHKマイルC適性:B-
ストロングポイント:クロッカスSを東京1400mで勝利。1馬身出遅れ、かなり掛かりながら好位馬群から伸びた内容で、能力自体はある。東京で勝っている点も少し加点できる。
ウィークポイント:問題は折り合い。距離短縮ローテで、しかも壁を作っても掛かっていた。1400mで掛かる馬が1600mのG1で折り合えるかはかなり怪しい。仮に本番が流れれば折り合いやすくなる可能性はあるが、それでも多頭数G1ではリスクが大きい。
NHKマイルCの予想ポジション:好位〜中団。
短評:能力はあるが、1600mへの延長と折り合いが不安。人気薄なら3列目で少し考える程度。
カヴァレリッツォ
評価:A
印:▲候補
NHKマイルC適性:A
ストロングポイント:朝日杯FS勝ち馬。阪神1600m重馬場で1:33.2。ダイヤモンドノット、アドマイヤクワッズ、エコロアルバを相手に勝ち切っている。デイリー杯2歳Sでも2着しており、マイル実績は今回最上位級。皐月賞13着は大敗だが、レーン騎手は「2000mは少し長い感じ」とコメントしており、距離短縮は明確にプラス。
ウィークポイント:皐月賞ではポジションを取るのに脚を使い、折り合いも完全にはつかなかった。中2週で再びG1というローテも楽ではない。能力は認めるが、状態が戻っているかを見ないと軸にはしづらい。
NHKマイルCの予想ポジション:好位差し〜中団前。
短評:能力だけなら最上位候補。ただし皐月賞大敗後の中2週で、状態面の確認が必須。人気を考えると、軸より相手本線〜▲候補で見たい。
ギリーズボール
評価:B
印:消し〜△
NHKマイルC適性:B-
ストロングポイント:フィリーズレビューを阪神1400mで勝利。1400mの流れで差して結果を出しており、スピード能力はある。
ウィークポイント:マイルではフェアリーS13着があり、1600mへの距離延長は不安。牝馬限定1400mから東京1600mの牡馬混合G1へ替わるのは、かなり条件が厳しくなる。
NHKマイルCの予想ポジション:中団差し。
短評:1400mでは評価できるが、NHKマイルCで本線にするには距離の裏付けが足りない。差しがかなり効く馬場でも、3列目まで。
クールデイトナ
評価:C
印:無印寄り
NHKマイルC適性:C
ストロングポイント:2勝馬としてシンザン記念に出走していたように、早い時期から完成度はあった。こうやまき賞では上がり33秒台を使っている。
ウィークポイント:シンザン記念13着、チャーチルC6着。チャーチルCは2馬身出遅れ、スロー最後方から外に出してそれなりに伸びているが、G1本線に上げるほどの内容ではない。
NHKマイルCの予想ポジション:後方。
短評:左回りで多少見直せる可能性はあるが、現時点では積極的に買う材料が弱い。
サンダーストラック
評価:C
印:無印寄り
NHKマイルC適性:C
ストロングポイント:シンザン記念勝ち馬。京都1600mで中団インから内を突いて伸び、ブリンカーと距離短縮が噛み合った。
ウィークポイント:シンザン記念は内枠、内有利馬場、ブリンカー、イン立ち回りがうまく噛み合った内容。その後のチャーチルCでは1番人気12着。相当掛かって、好位4頭分外でロスもあり失速した。折り合いに課題があり、1400m以下や淀みない流れの方が良さそうという評価になる。
NHKマイルCの予想ポジション:好位〜中団。
短評:シンザン記念勝ちだけで評価するのは危険。東京1600mの多頭数G1では買いづらい。
ジーネキング
評価:B
印:△穴
NHKマイルC適性:B
ストロングポイント:NZT3着。控える形で1600mに対応できた点は収穫。モタレる面も以前よりマシになっていた。スロー中団インから伸びており、折り合って運べればマイルはこなせる。
ウィークポイント:ホープフルS、スプリングS、京成杯では大きく崩れており、重賞上位で安定して戦ってきたタイプではない。NZTもスロー前有利の中山1600mで、東京G1にそのまま繋がるかは微妙。
NHKマイルCの予想ポジション:中団。
短評:NZT組の中ではレザベーションほど展開利が強すぎるわけではないが、ロデオドライブほどの上積み感もない。広げるなら3列目。
ストームサンダー
評価:C
印:無印寄り
NHKマイルC適性:C
ストロングポイント:朝日杯FS、チャーチルCなど、マイル重賞路線を使われている経験はある。
ウィークポイント:朝日杯FS9着、チャーチルC7着、東京スポーツ杯2歳S12着と、重賞で上位に通用した材料が乏しい。チャーチルCでも後ろ目インから伸びきれず、もっと上がりが掛かる状況向きという評価。
NHKマイルCの予想ポジション:中団後方。
短評:現時点ではG1で買う根拠が足りない。タフ馬場になっても相手候補まで上げるのは難しい。
スペルーチェ
評価:C
印:無印寄り
NHKマイルC適性:C
ストロングポイント:中山1600mの条件戦で時計を出している。1:32秒台の持ち時計がある点は一応の材料。
ウィークポイント:朝日杯FSでは14着。G1マイルの強度に対応できる裏付けはまだ弱い。時計だけなら見栄えするが、その時計がNHKマイルCの東京1600mで再現できるかは別問題。
NHKマイルCの予想ポジション:先行〜好位。
短評:条件戦の時計だけでG1本線に上げるのは危険。現時点では無印寄り。
タガノアラリア
評価:B
印:△穴
NHKマイルC適性:B-
ストロングポイント:ファルコンS4着は内容が悪くない。3角で狭くなって後退する不利がありながら、後方馬群からよく伸びた。不利がなければ2着はありそうな内容。上がり33.1を使っている点も評価できる。
ウィークポイント:回顧でも「1400mベスト」と見られている。NHKマイルCの1600mは少し長い可能性が高い。朝日杯FSでも8着に敗れており、マイルG1で最後まで脚を使えるかは不明。
NHKマイルCの予想ポジション:中団後方〜後方。
短評:ハイペースで差しが届く馬場なら3列目穴として怖い。ただし本線ではなく、条件付きの穴。
ダイヤモンドノット
評価:A
印:△本線
NHKマイルC適性:A-
ストロングポイント:実績は最上位級。京王杯2歳S勝ち、朝日杯FS2着、ファルコンS勝ち。ファルコンSは中京1400mで1:19.8のレコード勝ち。好位馬群から抜け出し、逃げた後でも折り合えた点は収穫。自在性があり、崩れにくいタイプなのは間違いない。
ウィークポイント:ただし、ベストは1600mより1400m寄りに見える。朝日杯FS2着は評価できるが、あれは逃げて自分の形。NHKマイルCで同じように楽に運べるとは限らない。仮想オッズでは1番人気3.7倍。強い馬ではあるが、この人気で軸にするには距離適性と東京1600mが少し引っかかる。
NHKマイルCの予想ポジション:好位。
短評:能力で切る馬ではない。ただ、今回のテーマは「1400m寄りの人気馬をどこまで信頼するか」。押さえは必要でも、軸や◎にはしづらい。
ディールメーカー
評価:B
印:△穴
NHKマイルC適性:B
ストロングポイント:NZT4着。スロー先行外でロスがありながら伸びた内容で、外枠が響いた分は情状酌量できる。新馬では上がり32.8を使っており、瞬発力の裏付けもある。
ウィークポイント:NZTの回顧では、もっと上がりが掛かる状況が理想という評価。高速東京1600mでスパッと切れるかは微妙。
NHKマイルCの予想ポジション:好位〜中団。
短評:タフ寄りの馬場や上がりが掛かる展開なら少し浮上。現時点では3列目穴。
トラスコンガーデン
評価:C
印:無印寄り
NHKマイルC適性:C
ストロングポイント:東京1400mで勝っており、東京経験はある。人気薄での勝利でもあり、噛み合った時の一発はある。
ウィークポイント:フェアリーS11着など、マイル重賞で強調できる材料は少ない。東京1400m勝ちを東京1600mG1にそのまま繋げるのは難しい。
NHKマイルCの予想ポジション:中団後方〜後方。
短評:東京経験は少し加点できるが、G1で買うには能力面の裏付けが足りない。
ハッピーエンジェル
評価:C
印:無印寄り
NHKマイルC適性:C
ストロングポイント:クロッカスS2着。好位インでロスなく運び、東京1400mに対応した。
ウィークポイント:クロッカスSは好位インで展開が向いた内容。ファルコンSでは好位インでロスなく運んだが伸びず、長距離輸送の馬体減が響いた可能性もある。いずれにせよ、1600mで上げる材料は薄い。
NHKマイルCの予想ポジション:好位〜中団。
短評:東京1400mでは評価できても、東京1600mG1では強調しづらい。現時点では軽視。
バルセシート
評価:A
印:▲候補
NHKマイルC適性:A-
ストロングポイント:かなり面白い穴候補。シンザン記念では1馬身出遅れ、後方外でロスがありながら4着。チャーチルCでは1馬身出遅れ、スローペース後ろ目4頭分外というかなり厳しい形から3着。チャーチルCは前有利・後方不利・内有利・外不利のレース。その中で後方外から伸びて3着なら、内容は同レースで一番強かった可能性がある。
ウィークポイント:出遅れ癖はかなり大きなリスク。さらに不器用でコーナー加速が苦手という評価もあり、多頭数の東京1600mでスムーズに進路を取れるかは不明。時計が速い状況やごちゃつく競馬への対応も課題。
NHKマイルCの予想ポジション:中団後方〜後方。
短評:能力的にはかなり買いたい穴。ただし信頼できる穴ではない。人気が地味なら3連系の相手で厚めに考えたいタイプ。
フクチャンショウ
評価:B
印:△穴
NHKマイルC適性:B-
ストロングポイント:京王杯2歳S2着、クロッカスS3着、ファルコンS3着と、1400mではかなり安定している。東京1400mでも好走経験があり、完成度と安定感はある。
ウィークポイント:ファルコンS3着は中団インでロスなく運び、内目の枠を生かせた内容。展開が向いた面も強い。最大の不安は1600m。現状は1400mの安定馬という評価で、マイルでさらに良くなる根拠は薄い。
NHKマイルCの予想ポジション:中団。
短評:40倍前後なら3列目で少し考える余地はある。ただ、バルセシートやローベルクランツほど積極的に買いたい穴ではない。
ユウファラオ
評価:C
印:無印寄り
NHKマイルC適性:C
ストロングポイント:チャーチルC2着。外から押してハナを取り、スローに落として踏ん張った。1600mをこなせたのは収穫。
ウィークポイント:チャーチルCは展開がかなり向いた。スロー逃げ、ロスなし、道悪、逃げという条件が噛み合っての2着。クロッカスSでは好位外で失速しており、1200mの方が良さそうという評価もある。本番で控える形になると掛かるリスクが高い。
NHKマイルCの予想ポジション:逃げ候補。
短評:単騎逃げで完全ノーマークなら怖さはある。ただ、NHKマイルCの東京1600mで再現性は低い。基本は軽視。
リゾートアイランド
評価:C
印:無印寄り
NHKマイルC適性:C
ストロングポイント:ジュニアC勝ちがあり、マイルで結果は出している。中山1600mで先行できるスピードもある。
ウィークポイント:チャーチルCでは相当掛かって好位馬群から伸びず。今までになく掛かったという内容で、折り合い面が課題になってきた。東京1600mのG1でさらに前半が流れた時に、うまく我慢できるかは不明。
NHKマイルCの予想ポジション:好位。
短評:中山マイルの実績だけでは東京G1で強調しづらい。折り合い不安込みで現時点では軽視。
レザベーション
評価:B
印:△
NHKマイルC適性:B+
ストロングポイント:NZT勝ち馬。中山1600mを1:33.3で勝ち、1600mにしてから安定している。スタートと折り合いにも進境が見られた。先行力があり、位置を取れるのはNHKマイルCでも武器になる。
ウィークポイント:NZTはスロー2番手で展開利が大きかった。東京1600mの長い直線で、同じように粘り切れるかは別問題。直線でソラを使う面もあり、東京の長い直線ではプラスにもマイナスにもなり得る。
NHKマイルCの予想ポジション:先行〜好位。
短評:NZT勝ち馬としては仮想オッズ25倍前後なら軽視しすぎも危険。ただし本線というより、相手の一角まで。
ローベルクランツ
評価:A
印:◎候補
NHKマイルC適性:A
ストロングポイント:毎日杯2着の内容がかなり良い。7頭立てとはいえ、勝ち時計1:45.1の高速決着で、ローベルクランツは2番手から一度抜け出し、3着以下を0.5秒離した。これまでと違って先行して折り合えた点も大きい。NHKマイルCで不安だった「1600mの流れに乗れるか」という点に、少し答えを出した形。さらに、松山騎手が継続して乗り、調教にも乗り続けているという人の動きも評価したい。陣営・騎手の勝負度はかなり高く見える。
ウィークポイント:毎日杯は1800m、しかも少頭数。NHKマイルCの多頭数1600mとはペースも馬群も違う。東京1600mの前半スピードに無理なく対応できるかはまだ不明。
NHKマイルCの予想ポジション:好位〜中団前。
短評:仮想オッズ26倍前後ならかなり妙味がある。能力、血統、人の動き、オッズを総合すると、現時点の◎候補。最終的には枠と追い切りで確認したい。
ロデオドライブ
評価:S
印:軸候補
NHKマイルC適性:A+
ストロングポイント:現時点で最もバランスが良い。NZTは2着だが、中山1600mでかなり掛かりながら好位インからよく伸びた。直線では右にモタレ気味で、外に出し切れなかった面もある。それでも勝ち馬レザベーションとは首差。前走の1勝クラスでは中山1600mを1:32.1で勝っており、時計能力も高い。中山のコーナーでスムーズさを欠いたなら、東京1600m替わりはプラスに働く可能性がある。さらにD.レーン騎乗予定。レーンが皐月賞で乗った朝日杯勝ち馬カヴァレリッツォに継続騎乗ではなく、こちらに乗るというのは、人の動きとしてもかなり気になる。
ウィークポイント:NZTで「かなり掛かった」という点は軽視できない。壁を作っても掛かるなら、スローになった時はリスク。ただしNHKマイルCはスローより流れる可能性が高い。むしろ流れた方が折り合いやすいタイプかもしれない。大外枠や極端なスロー想定なら評価を下げたい。
NHKマイルCの予想ポジション:好位〜中団前。
短評:現時点の軸候補。能力、時計、レース質適性、騎手、仮想オッズ6倍台のバランスがかなり良い。内〜中枠を引いて流れる展開なら中心視しやすい。
最後のまとめ
S評価はロデオドライブ。
現時点では1頭だけS評価。
NZT2着は負けて強しの内容で、東京1600m替わり、レーン騎乗、仮想オッズ6倍台まで含めて一番バランスが良い。
A評価は、ローベルクランツ、アドマイヤクワッズ、カヴァレリッツォ、ダイヤモンドノット、エコロアルバ、バルセシート。
ローベルクランツは、毎日杯2着の内容、松山継続、血統、仮想オッズを考えるとかなり面白い。追走面の不安はあるが、期待値込みならかなり上位。
アドマイヤクワッズは、皐月賞大敗で人気を落とすなら面白い。東京1600m新馬勝ち、デイリー杯勝ち、朝日杯FS3着があり、マイル能力は高い。
カヴァレリッツォは、朝日杯FS勝ち馬。能力は最上位級。皐月賞は距離と折り合いで説明可能だが、中2週の状態確認が必要。
ダイヤモンドノットは、実績は最上位級。ただし1400m寄りの印象が強く、1番人気想定なら軸より相手本線。
エコロアルバは、東京1600m実績は上位。サウジアラビアRC勝ち、朝日杯FS4着は評価できるが、休み明けと騎手事情が不安。
バルセシートは、チャーチルCとシンザン記念の内容はかなり見直せる。出遅れと不器用さはあるが、穴としてはかなり面白い。
一方で、アスクイキゴミ、レザベーション、ユウファラオあたりは前哨戦の展開利をどこまで割り引くかがポイントになる。
枠順、最終追い切り、当日馬場と実オッズが出た段階で、最終予想は別記事で改めて整理する予定。
今年のG1実績
天皇賞春
軸クロワデュノール 1着
△ヴェルテンベルク 2着
〇アドマイヤテラ 3着
皐月賞🎯
軸ロブチェン 1着
◎ライヒスアドラー 3着
〇リアライズシリウス 2着
桜花賞🎯
軸スターアニス 1着
◎ギャラボーグ 2着
大阪杯
軸クロワデュノール 1着
〇ダノンデサイル 3着
高松宮記念🎯
◎ウインカーネリアン 3着
▲サトノレーヴ 1着
フェブラリーS
◎ダブルハートボンド 3着
▲ウィルソンテソーロ 2着
他の全頭診断はこちら


■今年のG1記事。良かったら見てってね。
特に皐月賞は回収率1017%の爆アド記事となっている■






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