まずは印から。
| 印 | 馬名 | 短評 |
|---|---|---|
| 軸 | カラマティアノス | 3着以内率を最も高く見る馬。枠・隊列・馬場の噛み合いが良い |
| ◎ | マジックサンズ | 条件好転とオッズ妙味を最も評価。来た時の回収力が大きい |
| ○ | シルトホルン | 先行力と状態面を評価。隊列面ではかなり買いやすい |
| ▲ | サブマリーナ | 能力・状態は上位。ただし内枠と追込想定で少しリスクあり |
| △ | トロヴァトーレ、サクラファレル、センツブラッド、マイネルモーント | 3連系の紐候補 |
軸:
最も3着以内率が高いと見る馬。
馬連・ワイド・3連複のベースになり、的中時に最低限の回収を作る馬。
能力・安定感・レース質適性・位置取りリスクの少なさを重視する。
◎:
来た時に最も期待値が高い馬。
最も勝つ可能性が高い馬ではなく、オッズに対して評価が甘い馬を選ぶ。
この馬が来た時に大きく回収できるように馬券を組む。
○:
来た時に2番目に期待値が高い馬。
◎との組み合わせ、または軸との相手本線として回収率を補強する馬。
▲:
条件が噛み合った時に一撃がある馬。
勝ち切り・連対・3着激走のいずれかで配当を跳ねさせる役割。
馬連・ワイド・3連系で厚薄をつけて拾う。
△:
3連系の紐に入れておきたい馬。
勝ち切りまでは強く見ないが、3着以内に来る可能性や展開利があり、消すと相手抜けのリスクがある馬。
レース質の想定
舞台は東京芝1800m。
スタート地点は1〜2コーナーの間のポケットで、向正面に合流する特殊なコース。
前半からゴリゴリ流れるというより、前半そこそこ、中盤で少し緩み、最後は速い上がりを使う形になりやすい。
脚質傾向を見ると、過去10年で、
| 脚質 | 成績 |
|---|---|
| 逃げ | 0-1-3-7 |
| 先行 | 4-3-2-26 |
| 差し | 6-4-4-65 |
| 追込 | 0-2-1-38 |
差しも勝っているが、追込は勝ち切りなし。
つまり、東京の長い直線があるからといって、最後方からまとめて差し切る競馬は簡単ではない。
今回の隊列想定では、前にストレイトトーカー、サクラファレル、エピファニー。
その後ろにシルトホルン、カラマティアノスあたり。
中団にトロヴァトーレ、センツブラッド。
後方寄りにサブマリーナ、マジックサンズ、ステレンボッシュという並びになりそう。
前はある程度いる。
ただ、明確に全馬を潰すようなハイペースになるかは微妙。
東京1800mらしく、好位〜中団前で運んで、直線で長く脚を使える馬を重視したい。
馬場は金曜朝時点でクッション値9.6。
芝の含水率はゴール前15.9%、4コーナー14.5%。
極端な高速パンパン馬場というより、標準寄りと見る。雨がなければ多少乾くとは思うが、東京新聞杯のような超高速の上がり勝負までは決め打ちしない。
この前提なら、狙いたいのは、
- 好位で折り合える馬
- 1800mで脚を長く使える馬
- 速い上がりだけでなく、少し持続力もある馬
- 位置取りと枠順が噛み合う馬
このあたり。
軸 カラマティアノス
総合恩恵:★★★★☆
今回の軸はカラマティアノス。
理由はシンプルで、今回の条件で一番崩れにくいと見るから。
中山記念では好位の馬群で折り合って、直線で外に出して伸びる競馬。
この「前で折り合えた」というのがかなり大きい。
東京芝1800mは、差しも届くが追込一気は簡単ではない。
カラマティアノスは3枠4番。隊列想定でも先行グループ。
内すぎず外すぎず、好位〜中団前で流れに乗れる枠を引いた。
枠順傾向でも3枠は過去10年で2-1-3-13。
複勝圏6回なら悪くないどころか、今回の4番はかなり良いところ。
不安は、上がりが速すぎる瞬発力勝負になった時。
エンジンの掛かりが少し遅いタイプに見えるので、極端な33秒前半勝負になると取りこぼしはある。
ただ、クッション値9.6の標準寄り馬場、先行〜好位有利の脚質傾向、3枠4番、5倍台のオッズ。
これなら、軸としてはかなり納得できる。
まとめると、カラマティアノスは勝ち切り一点というより、馬券の土台にする馬。
今回の軸として一番しっくりくる。
◎ マジックサンズ
総合恩恵:★★★★☆
今回の本命はマジックサンズ。
この馬は近走着順だけ見ると買いづらい。
ただ、敗因を分解すると今回はかなり条件が良くなる。
もともと札幌2歳Sを勝っている馬。
さらに皐月賞でも出遅れて外を回しながら6着。
この時点で、単なるマイル馬ではなく、1800〜2000m寄りの中距離型と見たい。
NHKマイルCで好走したことでマイル路線を使われているが、東京新聞杯の内容を見ると、1600mの超高速上がり勝負は少し忙しかった印象。
東京1600mで負けたから弱い、というより、本来の距離ではなかった可能性を見たい。
今回は東京1800m。
しかも3枠6番。
内で詰まるほど内でもなく、外を回されるほど外でもない。
出遅れ癖があるので軸にはしづらいが、出していって中団あたりを取れれば一変があっていい。
単勝オッズも18倍台。
これはかなり良い。
不安は明確。
隊列想定では追込グループ扱い。
本当に後方からになれば、東京1800mの傾向的に届かないリスクはある。
だから軸ではなく◎。
ただ、◎の定義は「来た時に最も期待値が高い馬」。
その意味では、マジックサンズは今回かなり本命向き。
まとめると、マジックサンズはマイルで負けて人気を落とした中距離馬の距離延長狙い。
今回一番期待値を取りに行きたい馬。
○ シルトホルン
総合恩恵:★★★☆☆
対抗はシルトホルン。
この馬は当初もっと人気がない想定だったので、現在の5倍台は正直かなり売れた印象。
それでも評価を残す理由は、今回の隊列にかなり合うから。
8番枠から先行グループ。
逃げ馬を見ながら、前目の外〜好位で運べる可能性が高い。
東京1800mは追込よりも先行〜好位が機能しやすく、脚質傾向とも合う。
1800m自体も合う。
前走内容だけで絶対視はしないが、今回は状態面でも大きな減点はしにくい。
不安は、速い上がり勝負になった時。
この馬はキレ味勝負というより、ある程度流れてしぶとく脚を使う方が良いタイプに見える。
東京1800mでラスト3Fだけの瞬発戦になると、トロヴァトーレやサブマリーナの方が切れる可能性はある。
それでも、位置取りとレース質の噛み合いを考えると、相手本線としてはかなり自然。
人気は想定より売れたが、消す理由はない。
まとめると、シルトホルンは隊列と脚質で買う相手本線。
▲ サブマリーナ
総合恩恵:★★★☆☆
サブマリーナは能力だけならかなり上位に見ている。
ただ、今回は▲まで。
理由は2番枠と隊列。
前走の大阪城Sは、少頭数で流れて、後方から外に出して伸びる形。
内容は評価できるが、かなり走りやすい形でもあった。
今回は17頭立ての2番枠。
隊列想定では追込グループ。
この形だと、内で包まれるリスク、外に出すまでに時間がかかるリスク、直線で進路を探すリスクがある。
能力と状態面だけならもっと上げたい。
ただ、東京1800mで後方から内枠となると、馬券の中心にするには少し怖い。
それでも単勝7倍台なら、相手としては十分買える。
外差しの馬場が出ていればさらに上げたいが、現時点では▲がちょうどいい。
まとめると、サブマリーナは能力上位だが、今回は枠と位置取りリスク込みで相手本線まで。
△ トロヴァトーレ
能力で来るリスクが一番ある人気馬。
東京新聞杯は不利がありながら勝っており、内容自体は普通に強い。
東京コース適性も高い。
ただし今回は1800mへの距離延長。
オッズも3倍台。
こちらが狙いたいのは、カラマティアノスとマジックサンズの期待値なので、トロヴァトーレを中心にすると回収率が落ちやすい。
消しは無理。
ただ、軸や◎にする馬ではない。
△ サクラファレル
前走はスムーズに2番手を取って、スロー寄りの流れを最大限活かした勝利と見る。
二の脚の速さは評価するが、数字以上に強く見すぎるのは危険。
今回は14番枠。
逃げ・先行グループ想定だが、外から位置を取りに行くぶんロスはある。
ただ、先行馬が強いコース傾向なので完全には切れない。
中心にはしないが、3連系の紐には残す。
△ センツブラッド
前走の小倉大賞典は小回りで外を回る形。
今回の東京1800m替わりは見直し余地がある。
ただし、状態面や近走内容から本線までは上げづらい。
人気もそこまで売れていないので、3列目の穴として残す。
△ マイネルモーント
中山記念4着の内容は悪くない。
高速馬場の1800mは少し忙しい印象もあるが、ブリンカー効果で安定感が出ているなら、3着穴としては面白い。
勝ち切りまでは見ない。
ただ、3連系で消すと少し嫌な馬。
人気馬の扱い
今回の人気馬で一番難しいのはトロヴァトーレ。
能力は認める。東京適性も認める。
ただ、3倍台で買うなら、今回は期待値的に相手まで。
サクラファレルは、前走内容と14番枠を考えると人気ほど信頼しない。
前に行ける脚はあるが、今回も楽に運べるとは限らない。
シルトホルンは売れたが、隊列面の噛み合いは良い。
人気で少し妙味は削られたが、相手本線からは外さない。
馬券購入のヒント
今回はカラマティアノスを土台に、マジックサンズが来た時にしっかり回収できる形を意識したい。
シルトホルン、サブマリーナ、トロヴァトーレは相手本線。
サクラファレルや穴っぽい差し馬は3連系の紐で厚薄をつけるイメージ。

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