馬場に惑わされるな!安田記念2023レース予想

競馬

安田記念

レース傾向
枠番の有利不利はほぼフラットだが多頭数の8枠だけやや下げ
コースはクラスが上がるごとに前半中盤のタイムが締まる
その為スタートからゴールまで高いレベルのスピードと末脚の持続力が問われるコース
適性がはっきり出ることからリピーターの多いレース
脚質としては差しが成績良い

土曜日のトラックバイアス
東京7R、10R等、ペースが締まるワンターンは後ろの脚質も届いていた
馬場は朝の発表時点で不良、芝のクッション値は5.4、含水率は20%超えだった
ただ、東京競馬場の水はけがよく、9Rからは重に変更、日曜は稍重くらいまで回復する可能性が高い
開催後半は各騎手、内から5頭目ぐらいをあけて直線走っており、外差し馬場であるようだ

個人的には
マイルで上り4F45.9以内のレースで好走した馬を推したい
重馬場適性で馬の評価を上げ下げしすぎず、純粋に数字を残している切れのある馬から買っていきたい

予想

◎セリフォス
○ソングライン
▲シュネルマイスター
△ソダシ
△イルーシヴパンサー
△ガイアフォース

3列目の紐にだけ塗るかもしれない馬
ナランフレグ
マテンロウオリオン

消したい馬
ソウルラッシュ
ジャックドール

◎セリフォス

前走は初海外初距離延長で5着だが度外視でok
最後、良い脚で上がってきたが残り100mでピタリと脚が止まった。
敗因は距離と言えそうで、むしろ純粋なるマイラーであるところを評価したい。瞬発力の塊。
前々走マイルCSは馬場と展開が向いたとは言え、圧倒的な切れ味は素直に評価すべき。
3走前の富士Sも道中詰まりまくり、追えたのは最後250mだけだが、上り最速33.2でソウルラッシュとダノンスコーピオンを差し切っているのは着差以上の強さ。
さらに阪神1600mで行われたマイルCSは適性が安田記念とリンクする(京都はしない)
去年のマイルCS勝者というのは適性を示したとも言える。
D.レーンも継続騎乗と隙が無い。
枠も気性が難しいこの馬としてはレーンが御しやすい枠に入った。

ただし、負けるとしたらレースが超ハイペースになるパターン。
持続型ではなく瞬発型なのでハイペースになった場合の追走力だけは懸念点。

〇ソングライン

前走は道中包まれていたがTBのおかげで前がぽっかり空き、距離ロスなく直進できた。
やや恵まれた勝利ではあった。
ただし、他が避けた荒れ馬場で伸びた点は評価できる。
リピーターが強いレースで適性面でこの馬以上に信頼できる馬はいない。
調教の状態も良く、臨戦過程も去年と同じ。
大外だが、外差し有利なTBと包まれないで済む点は悪く無いと見る(特に鞍上はG1でよく包まれる)
胴詰まりでスパっと切れる脚を持つお手本のような東京マイラー。

ただし、馬自体のピークは去年だったと思うので、状態の良さでどこまでカバーできるか。

▲シュネルマイスター

前有利で展開が向かないはずの前走を後方一気で勝ち切ったのは、この馬の切れ味がG1級である証左。
リピーターと言う点でも去年、一昨年と馬券内に来ている。
トモに問題を抱えていてずっと強い調教ができなかった為、常に太めで出てきていたが、良化したのか前走-14キロは珠玉のデキだった。
唯一懸念点を出すなら、前走は勝ち癖を付けるために馬をかなり仕上げていたところ。
安田記念に向けて上り目があるかは当日のパドックでの判断となるが、前走より大幅に体重が増えるのはあまり歓迎できない。
あとはマイルCSの時はエアロロノアに蓋されたとはいえ伸び悩んだ原因にルメールが柔らかい馬場を上げていた。
明日の馬場がマイナスかどうかはわからないが、プラスではない。

△ソダシ

白毛のアイドルホースという事でその人気と共にオッズ派にはアンチも多い存在。
ただ、ワンターンのマイル戦の強さは流石に毛色関係なく認めざるを得ない。
所謂高いレベルのスピードと持続力を持ち合わせているタイプ。
VMも安田記念の前哨戦と比較してもレベルは高く、上2頭は素直に評価できる。
VM組から馬券内に入る率も高い。

状態も最終追いを見た感じ問題なさそう。
メイケイエール、ジャックドールがレースを引っ張ってくれればこの馬にとって久々に絶好のペースになる可能性もある。
たとえ1番人気だろうと5倍も付くならおさえておきたい。

△イルーシヴパンサー

去年の1番人気が7番人気は美味しい。
今まで敗因が明確な馬で、前走中山記念と去年の安田記念は進路詰まり、関屋記念は事前情報+パドック見て簡単に切れるくらい体調が悪かった。
それ以外は確実に上がり最速に近い切れで走ってくる馬で、今回は状態面も良さそう。
ただし、ポジション取りが苦手で道中後手を踏みがち。それがいくつかの凡走に繋がっている。
あとはG1タイトルを取ってきたマイラーと比べて切れで並べても総合力で並べるかという点がミソ。
自分は若干、上に並べた馬たちよりは総合力は落ちると見ている。

加点要素は外めの絶好枠。
ほぼ前に行きたい馬は内枠、差したい馬は外枠と別れた為、隊列はスムーズに決まる。
不利は受けづらそうな枠で外差し馬場の恩恵を受けそう。
あとは鞍上の仕掛けのタイミング次第。心臓に毛の生えた乗り方をしてもらいたい。

△ガイアフォース

マイラーズカップでシュネルマイスターに格の違いを見せつけられたとは言え、初マイルで上り33.2秒
直線も少し前が詰まり外に持ち出しての2着だった。
キタサンブラック産駒は明らかに左回りで成績を上げるので、20倍も付くなら前走で切れを証明したこの馬は買いたい。

その他荒れ紐候補の馬

■ナランフレグ
ハイペース、重馬場、最内で脚溜め、距離は長いが切れは一級と、所謂展開がハマりそうな穴馬。
明らかに太かった高松宮記念からあばらが薄っすら浮くほど絞れて状態も上がっており、同じ体重で出てきたとしても中身のぎっしり感は全然違いそう。
他が避けた内を鋭く伸びて馬券内に食い込んでも不思議はない。

■マテンロウオリオン
鞍上が宇宙
状態は良さそう
鞍上が宇宙なので宇宙の深淵を見つめてみようと思います

消したい馬

■ソウルラッシュ
土砂降りになったことで金曜は一瞬2番人気まで上がるほど過剰人気している。
正直、富士SもマイルCSもマイラーズCも明確に切れが足りない負けなので現状は買いたくはない。
逆に買える要素としては誰でも思いつく重適性と、前走が前哨戦仕上げで、状態が上向いて出てくるところ、ハイペースの追走力には優れるのでペースが流れたら伸びてくるかもしれないところ。
でもそれらを加味してもオッズが赤いなら切ろうと思う。
鞍上が松山になってからしっかり脚が貯まって爆発したレースが無いのも懸念。

■ジャックドール
強い馬だし状態も上向いてるし今のTB見てもモーリス産駒は良い。
けど2000mで強い数字出してても、マジでマイル戦で拾える数字が現状一つもない。
終わってみたらマイル対応楽勝でした強かったですの可能性もあるが、人気を吸ってる現状この馬は消して馬券を組みたい。
VMでスターズオンアースが本職マイラーのお姉さん2頭に屈したように、スペシャリストが集まるこのレースで初体験はどう転ぶか未知数すぎる。
ペース対応できるかはともかく、切れる脚の実績が無い。
天皇賞秋で上り33.5秒出したって主張する人いるかもしれないけど、順番で言うと同率8位の上りで、マリアエレーナと同じタイムなんよ。
パンサラッサ以下は1000m通過推定で60~61秒のドスローでヨーイドンした結果、8番目。
もし安田記念圧勝したら土下座してマイルCSでこの馬買います。

Bitly

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