予想印
| 印 | 馬名 | 短評 |
|---|---|---|
| 軸 | シルバーレシオ | 高含水ダート実績を最も評価。3着以内率を高く見る馬 |
| ◎ | ケイアイアギト | 逃げ・番手想定+単勝10倍前後。来た時に最も期待値が高い馬 |
| ○ | ソルチェリア | 不良高速ダートで前目から運べれば相手本線 |
| ▲ | セイントエルモズ | 早め進出が噛み合えば一撃がある馬 |
| △ | メルカントゥール | 能力上位。ただし外枠・中団想定・人気面で軸にはしない |
| △ | コロナドブリッジ | 初ダートだが不良高速なら芝的スピードで残す価値あり |
| △ | ガウラディスコ | 内枠穴。展開が噛み合えば3連系の紐候補 |
軸:
最も3着以内率が高いと見る馬。
馬連・ワイド・3連複のベースになり、的中時に最低限の回収を作る馬。
能力・安定感・レース質適性・位置取りリスクの少なさを重視する。
◎:
来た時に最も期待値が高い馬。
最も勝つ可能性が高い馬ではなく、オッズに対して評価が甘い馬を選ぶ。
この馬が来た時に大きく回収できるように馬券を組む。
○:
来た時に2番目に期待値が高い馬。
◎との組み合わせ、または軸との相手本線として回収率を補強する馬。
▲:
条件が噛み合った時に一撃がある馬。
勝ち切り・連対・3着激走のいずれかで配当を跳ねさせる役割。
馬連・ワイド・3連系で厚薄をつけて拾う。
△:
3連系の紐に入れておきたい馬。
勝ち切りまでは強く見ないが、3着以内に来る可能性や展開利があり、消すと相手抜けのリスクがある馬。
レース質の想定
今年のユニコーンSは、京都ダート1900m。
まずこの条件がかなり特殊。
京都ダ1900mの過去3年データを見ると、全体では勝ち馬の85.7%が4角5番手以内。
さらに重・不良に絞ると、勝ち馬の91.7%が4角5番手以内。
不良馬場だけなら、サンプルは5レースと少ないが、勝ち馬は5頭すべて4角2番手以内。
つまり、今回の不良ダート想定では、単純な末脚勝負ではなく、
4角で前にいること
できれば4角2番手以内
最低でも4角5番手以内
ここがかなり重要になる。
しかも日本のダートは濡れると砂が締まって、乾いたダートより時計が出やすくなる。砂煙やキックバックも少なくなるので、パワーで砂を掘って進む馬より、スピードを持続できる馬、芝的な軽さを持つ馬が浮上しやすい。
今回の京都ダートは含水率がかなり高い不良馬場。
こうなると「砂を被って嫌がるリスク」は乾いたダートより下がる。内でロスなく運べる馬、前でスピードに乗れる馬を素直に評価したい。
隊列予想では、逃げグループにケイアイアギト、コロナドブリッジ。
先行グループにサイモンゼスト、ヴィエントデコラ、シャローファースト。
中団にソルチェリア、メルカントゥール。
差しにシルバーレシオ、セイントエルモズ、デールエルバハリ。
追込にガウラディスコ、ストロングエース。
この隊列なら、やはり前に行ける馬を軽視しにくい。
特にケイアイアギトは、2番枠から逃げ・番手想定。
不良京都1900mの勝ち筋にかなり近い。
印をつけた馬の解説
シルバーレシオ
総合恩恵:★★★★☆
軸はシルバーレシオにした。
この馬を評価する最大の理由は、今回に近い高含水ダートで結果を出している点。
阪神ダ1800m重で勝っており、その日のダート含水率はゴール前16.0%、4角17.0%級。今回の京都不良ダートにかなり近い水準で勝ち切っている。
その時の内容も、上がり35秒台を使って差し切る形。
不良ダートでスピードが乗る馬場になった時に、しっかり脚を使える証明があるのは大きい。
ただし、不安も明確にある。
隊列予想では差しグループ。京都ダ1900m不良で後ろから構えると、いくら馬場適性があっても届かない可能性がある。
不良馬場の過去3年データでは、4角6番手以下がかなり厳しい。ここは軸にする上で一番怖い。
それでも今回は12頭立て。フルゲートよりは外回し・詰まりのリスクが軽い。
岩田望来が早めに動いて、4角3〜5番手あたりまで押し上げる競馬をすれば、3着以内率は最上位と見たい。
まとめると、シルバーレシオは「馬場適性を最も強く評価して軸」。
ただし、差しに構えすぎると危険なので、勝ち切りより3着内軸としての評価。
ケイアイアギト
総合恩恵:★★★★★
◎はケイアイアギト。
この馬は、今回のレース質とオッズのバランスが一番良い。
2番枠、逃げ・番手想定、単勝10倍前後。これがかなり大きい。
京都ダ1900m不良で重要なのは、4角で前にいること。
過去3年の不良馬場では、勝ち馬5頭すべてが4角2番手以内。
この条件で、隊列予想上もっとも勝ち筋に乗りやすいのがケイアイアギトだと思う。
内枠については、乾いたダートなら砂被りリスクが怖い。
ただ今回は不良。砂煙やキックバックが少なくなりやすいので、2番枠はむしろロスなく前を取れるメリットの方を重く見たい。
単勝は10.0倍前後。
馬連・ワイドでも、人気2頭絡みに比べればまだ妙味がある。
特に人気馬を土台にしてこの馬が絡む形なら、当たった時にちゃんと回収できる。
不安は、内で出負けした場合。
前に行けず包まれると、この馬の良さはかなり削がれる。海外帰り・状態面も完全には読み切れないので、絶対的な信頼までは置かない。
それでも今回の◎としては一番納得できる。
「最も勝つ確率が高い馬」ではなく、「来た時に最も期待値が高い馬」としてケイアイアギトを狙う。
ソルチェリア
総合恩恵:★★★★☆
○はソルチェリア。
この馬は、道悪ダートでスピードを持続する形が合う。
隊列予想では中団グループだが、9番枠なら外目から前を見ながら運べる。
本当に中団後方ではなく、5〜6番手あたりから早めに動ければ、今回の勝ち筋に十分乗れる。
不良ダートでは、外を回しすぎるロスは当然ある。
ただ、12頭立てなら大外ぶん回しの不利はそこまで大きくない。
それよりも、揉まれずにスムーズに加速できるメリットを評価したい。
単勝は9.0倍前後。
一時の想定より売れているが、まだ完全に妙味が消えたわけではない。
馬連・3連複でも、ケイアイアギトやセイントエルモズと絡めば回収ルートが残る。
不安は、位置取りが中団に落ち着いた場合。
京都1900m不良で4角6番手以下になると厳しい。
幸騎手がどこまで前を取りに行くか、どこで動くかがかなり重要。
まとめると、ソルチェリアは相手本線。
勝ち筋に乗れる位置を取れるなら、人気馬相手でも十分に戦える。
セイントエルモズ
総合恩恵:★★★☆☆
▲はセイントエルモズ。
この馬の面白さは、早め進出できるところ。
前走のように、道中から押し上げて4角で勝負圏まで上がれるなら、今回の京都1900mには合う。
ただし、隊列予想では差しグループ。
不良京都1900mで差しグループから普通に差すだけでは厳しい。
この馬を買うなら、「差し馬」ではなく「早めに動ける馬」として買いたい。
単勝は9.5倍前後まで売れている。
正直、30倍台想定の時ほどの破壊力はなくなった。
それでも3連系で絡むと配当を押し上げる役割はまだある。
不安は、京都の稍重実績で大きく負けている点。
道悪そのものが全部プラスとは言い切れない。
今回の不良高速ダートで前が止まらない流れになった時、4角でどこまで押し上げられるかが鍵。
まとめると、セイントエルモズは▲。
普通に後ろからでは厳しいが、早め進出が決まれば一撃がある。
メルカントゥール
総合恩恵:★★★☆☆
メルカントゥールは能力上位。
普通に考えれば馬券内候補としてかなり強い。
ただ、今回は軸にはしなかった。
理由は、11番枠、中団グループ想定、そして人気。
単勝3.1倍前後で、連系でもかなり売れている。
この馬が外からスムーズに3〜5番手を取れるなら、当然強い。
川田騎手なので、隊列予想より前に出していく可能性も十分ある。
その場合は普通に好走してくると思う。
ただし、本当に中団のまま4角5番手以下になると、人気ほど安心はできない。
今回の馬場は「能力で後ろから差せるか」より「どれだけ前で競馬できるか」が重要と考える。
不安は高含水ダート実績が明確ではないこと。
シルバーレシオのように今回に近い含水率で勝っているわけではない。
能力は認めるが、人気込みで軸固定するのは少し怖い。
まとめると、メルカントゥールは相手本線。
来られても困るが、この馬中心で厚く買いすぎると回収率は落ちやすい。
コロナドブリッジ
総合恩恵:★★★☆☆
コロナドブリッジは初ダートが最大の論点。
乾いたダートなら、初ダートでこの人気はかなり嫌いたい。
ただ今回は不良高速ダート。
砂が締まって、パワー型というよりスピード型が台頭しやすい馬場なら、芝的なスピードを持っている馬が走ってしまう可能性はある。
しかも隊列予想では逃げグループ。
5番枠も悪くない。過去3年の京都1900m重・不良では、1〜4番より5〜8番の中枠の方が成績が良い傾向も出ている。
この枠から前を取れるなら、条件自体は悪くない。
ただ、単勝8.4倍前後で3人気。
初ダートの不確定要素を考えると、積極的に厚く買いたいほどではない。
来たら仕方ない枠ではなく、薄く残す価値ありという評価。
まとめると、コロナドブリッジは紐。
不良高速ダートだから完全消しは危険だが、人気ほど信頼はしない。
ガウラディスコ
総合恩恵:★★☆☆☆
ガウラディスコは穴の3列目候補。
隊列予想では追込グループなので、本来は今回の不良京都1900mとは合いにくい。
ただ、3番枠でロスなく立ち回れる可能性があり、人気も薄い。
能力面で上位とは見ていない。
それでも内でうまく脚をためて、前がやり合う形になれば3着なら紛れる余地はある。
不安は明確。
追込想定では、今回の馬場・コースデータに逆らう形になる。
勝ち切りまでは見ないし、相手本線でもない。
まとめると、ガウラディスコは3連系の薄い紐。
人気薄で拾うならこのあたり、という扱い。
今回一番難しいのは、シルバーレシオとメルカントゥールの扱い。
どちらも能力は高いが、シルバーレシオは位置取り、メルカントゥールは外枠と人気が不安。
ただ、馬場適性まで見ると、シルバーレシオを軸に寄せたい。
メルカントゥールは来る可能性は高いが、人気馬としては少し過剰に買われている印象。
馬券購入のヒント
今回は人気馬を土台にしつつ、ケイアイアギトが前で残った時にしっかり回収できる形を意識したい。
安い人気決着を広く拾うより、2・9・10あたりが絡んだ時に跳ねる組み方が良さそう。
コロナドブリッジは初ダートを嫌いつつも、不良高速ダートなので完全消しだけは少し怖い。

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