日本ダービー２０２３レース予想

日本ダービー

日本ダービー

◎ソールオリエンス
○タスティエーラ
▲ファントムシーフ
△スキルヴィング
△ハーツコンチェルト
△ベラジオオペラ

ヒモ荒れ狙いで3列目だけ塗る可能性のある馬
トップナイフ
ホウオウビスケッツ
シャザーン

◎ソ－ルオリエンス

目立つマイナス要素は無し
他のレースと比べても皐月賞組がやはりハイレベル
特にダービーで重要な切れに関しては本馬が随一
新馬戦が上2頭だけ重賞並にハイレベルで東京1800mを3F33.5、4F45.8は破格のタイム
良馬場の東京直線で既に2歳が出せる末脚の極地は出しており、適性が向いてるとは言えない皐月賞でも切れで勝利するというのはダービーに繋がる勝ち方

懸念点
今回も状態は良いがあえてケチをつけるなら皐月賞100点としたら85〜95点の出来に見える
前走は規格外のレースとは言え、レースのペース、TBが向いた側面もある
枠番は良い所入ったと思うが、スローになった場合、内で揉まれる競馬は未経験でカーブの手前変えが下手なので直線上手く進路を取れるか

〇タスティエーラ

皐月賞は完璧な競馬で前が総崩れの中、中団前目から力強く抜け出した
菊花賞に繋がるスタミナ、レースセンス、持続力は示しており、切れ負けの印象が強い為4人気くらいになるなら美味しい
この馬も東京1800mの新馬戦で上がり3F33.5、4F45.9と数字を残している
共同通信杯と皐月賞のイメージで切れが無いというバイアスで見がち
ソールには確かに切れで譲るがダービー馬として過去に納得のいく数字を出してるのはソールとタスティエーラだけ
加えてレースセンス、経験、ダービーポジションに入る能力など、切れ以外の他の点の完成度はソールより現時点で上と考える
枠番も1〜3枠の馬はほぼ差し馬でそのすぐ外の先行馬が被さってきそうな並びの中、それらを見ながらスムーズにダービーポジションを取れそうな良い枠

懸念点
先頭に立つとソラを使う癖があり、皐月賞前の調教で色々馬具を試したのはこの為と思われる
先行力魅力と言えど早めに抜け出しすぎてもいけない、思ったより乗り難しい馬
共同通信杯で権利取れなかった為、弥生賞を使い、今年4戦目
この中間、4戦目とは思ない程調教は強めに行っており、応えるように抜群に動いていたが、厩舎はダノンベルーガの例もあり(ダービー週に数字出して当日のレースで調子下降線)当日のパドックで取り捨てを1番注目すべき馬

▲ファントムシーフ

皐月賞は落鉄&直線で前が一瞬詰まり、加速に時間のかかる本馬の実力発揮とは言い切れない中、3着で総合力の高さは示した
2400m延長も良馬場も東京もこの馬には追い風ではある
乗り替わりマイナスデータは、馬に合った騎手が乗るなら全馬に対し自分は気にしない
武豊なら不足は無い
共同通信杯、皐月賞、ダービーと王道路線を順調に歩んできており、調教での状態も満点に近い
臨戦過程も加点要素

懸念点
舞台は好転するものの、東京2400mに必要な切れを備えてるかというと今までのレースの数字、血統面で若干疑問が残る
共同通信杯はかなり本馬に展開利があり、評価を上げられる内容では無い
皐月賞もペースとTB自体は向いていた
道中はソールの1頭前に居たが上がり3Fで0.9秒、馬身では3馬身近く離されている
馬の格自体の順位付けは済んだ印象
乗り替わり自体は気にはしないが、東京でのルメールの手腕が得られないこと自体はプラスでは無い

△スキルヴィング

ルメールが選んだ時点でファントムシーフより可能性があるとの判断だと思う
青葉賞は緩め残りの馬体でペースが向かない中、大外から差し切りは強い内容
数字面ではオーソリティの青葉賞に次ぐ数字で中々優秀
皐月賞組と勝負付けが済んでない未知の魅力は有るし、本番でルメール継続騎乗も加点要素

懸念点
評価上2頭と比べ数字的な加点はあまり無く、ルメールが乗ることもあいまり、実力よりはオッズが集まりそう
調教も、この馬にしては動いている
臨戦過程も陣営は自信ありそうなので順調には来てると思うが完成度は未知
スタートが良くない馬なので、内でどれだけスムーズに競馬できるかは本番の大きな課題
過剰にオッズが集まりそうと言うことで4番手評価だが、勝っても不思議ではない

△ハーツコンチェルト

ずっと緩いまま使われ続けていて、出遅れた東スポ杯、適性外のホープフル、若葉Sは参考外で良いと思う
-10キロと一気に絞れた青葉賞ではスキルヴィングに並ぶ上がり最速で2着
今年、ついに過去10年で6勝2着3回3着3回のディープ産駒がダービーからいなくなる中、
父ハーツクライ、母父Unbridled’s Songは説得力のあるダービー血統
ハーツクライはワンアンドオンリー、ドウデュースでディープに次ぐ2勝
母父はコントレイルと同じ母父で、同じ母父を待つ産駒は過去ダービーで1-1-0-0

懸念点
青葉賞は大外を回ったスキルヴィングに対し、中程を回った上で差されており、スキルヴィングとの勝負付けは済んだ感がある
権利取りの為に状態を持ってきた為、調子の曲線がここから上がることは期待しづらく、実力的には上4頭とは少し開きがあると考える
展開などで上4頭の内2頭が崩れるならこの馬が馬券内に台頭する可能性は無くはない

△ベラジオオペラ

スプリングSは重馬場の中ハイペースを先行差し
心肺機能と推進力は目を見張るものがある
皐月賞は田辺の謎騎乗の為、ハイペースを外から番手で追走
4角早々に手応え無くなった様に見えるが、直線ではやや伸びなおしている
着順が上がらない為そんなに強く追われてもおらず、見直しが必要な一頭で、皐月賞3番人気から10番人気前後に落ちるならマークシートの3列目に塗っておいて損はない
上位の馬にまだ勝負付けが済んでない数少ない馬と見る
加えて1枠1番、スタートセンスと先行力のある本馬はCコース代わり当週に最高の枠番を引いた

懸念点
武史から田辺に乗り替わった前走、さらに今回は皐月賞で和生に変わる
前のポジション取る意識強い騎手だと思うので、前走と同じく前に持っていきすぎる危険性
加えて中間の調教はかなり大人しめで状態には不安が残る
距離はこの時期3歳限定、京ならギリギリかなと思っている