【EDH】精霊の魂、アニマー 最新版 デッキリスト&コンボの解説

EDH

精霊の魂、アニマー

■はじめに

精霊の魂、アニマーは数ある統率者の中でもそのデッキ内容は特殊です。
クリーチャーをチェインしていくデッキリストは他の統率者にはない遊び心地となっており、
数少ない《魔力の墓所》を必要としない統率者としても有名です。

ここで紹介するアニマーのデッキリストは数多あるリストの中でも、いわゆるガチデッキとして組んだものです。
同じ統率者でも使っている人によってデッキリストの内容は異なるので一意見として見て頂ければ幸いです。

自分が紹介するアニマーはエルドラージの様なビッグクリーチャーを唱えたり、無限マナを狙うデッキではありません。
クリーチャーベースのストームデッキがイメージに最も近く、アニマー自身はクリーチャー用の《覚醒の兜》のようにふるまいます。

自分だけ《隔世の兜》を重ね張りしているような統率者

デッキリスト

2021年1月28日更新

■統率者 1枚

《精霊の魂、アニマー/Animar, Soul of Elements》

■クリーチャー 48枚
《歩行バリスタ/Walking Ballista》
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
《Fyndhorn Elves》
《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《野生の朗詠者/Wild Cantor》
《 敏捷なこそ泥、ラガバン/Ragavan, Nimble Pilferer》
《森を護る者/Sylvan Safekeeper》
《獣呼びの学者/Beastcaller Savant》
《花を手入れする者/Bloom Tender》
《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》
《運命を紡ぐ者/Destiny Spinner》
《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》
《幻影の像/Phantasmal Image》
ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》
《金粉のドレイク/Gilded Drake》
《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》
《ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker》
《呪文滑り/Spellskite》
《絵描きの召使い/Painter’s Servant》
《心悪しき隠遁者/Malevolent Hermit》
根の壁/Wall of Roots》
《辺境地の罠外し/Outland Liberator》
《気前のいい贔屓筋/Generous Patron》
《永遠の証人/Eternal Witness》
猿人の指導霊/Simian Spirit Guide
《玻璃池のミミック/Glasspool Mimic》
《海駆けダコ/Sea-Dasher Octopus》
《呪文探求者/Spellseeker》
海門の神官/Sea Gate Oracle》
《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》
《秋の占い師/Augur of Autumn》
エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》
《セファリッドの女帝ラワン/Llawan, Cephalid Empress》
《獣に囁く者/Beast Whisperer》
《生類の侍臣/Vizier of the Menagerie》
数多の声/Voice of Many》
《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
替え玉/Stunt Double》
《祖先の像/Ancestral Statue》
《秘密を知るもの、トスキ/Toski, Bearer of Secrets》
《熟考漂い/Mulldrifter》
《流浪のドレイク/Peregrine Drake》
《霧女/Kiri-Onna》
聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
《鋸牙の破砕獣/Sawtusk Demolisher》

■インスタント 9枚
《俗世の教示者/Worldly Tutor》
《否定の契約/Pact of Negation》
《白鳥の歌/Swan Song》
《猿術/Pongify》
《精神的つまづき/Mental Misstep》
《激情の後見/ Fierce Guardianship》
《偏向はたき/Deflecting Swat》
《召喚の調べ/Chord of Calling》
《呼応した呼集/Shared Summons》

■ソーサリー 5枚
《垣間見る自然/Glimpse of Nature》
《森の教示者/Sylvan Tutor》
《新生化/Neoform》
《異界の進化/Eldritch Evolution》
《奇妙な収穫/Weird Harvest》

■アーティファクト 2枚
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《金属モックス/Chrome Mox》

■エンチャント 5枚
《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
《繁茂/Wild Growth》
《花の絨毯/Carpet of Flowers》
《適者生存/Survival of the Fittest》
《森の知恵/Sylvan Library》

■土地 31枚
《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》
《尖塔の庭/Spire Garden》
《回復の温泉/Rejuvenating Springs》
《訓練施設/Training Center》
《色あせた城塞/Tarnished Citadel》
《真鍮の都/City of Brass》
《統率の塔/Command Tower》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《古代の聖塔/Ancient Ziggurat》
《虹色の眺望/Prismatic Vista》
《冠水樹林帯/Waterlogged Grove》
《焦熱島嶼域/Fiery Islet》
《Volcanic Island》
《Taiga》
《Tropical Island》
《蒸気孔/Steam Vents》
《繁殖池/Breeding Pool》
《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》
《森/Forest》
《島/Island》

精霊の魂、アニマー/Animar, Soul of Elements - Commander (Animar, Soul of Elements)
A deck created using the deck building website, Moxfield.

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勝利方法(搭載コンボ解説)

アニマーデッキではいくつかの強力なコンボが存在します。
主なキーカードは上記の二枚で、多くのコンボパーツは《帝国の徴募兵》を経由してサーチすることが可能です。
デッキ内のほとんどが「2ターン目にアニマーを置く→この2枚のカードのどちらかを探してくる」為のマナ加速、サーチ、ドローで埋められています。

メインコンボ① 《祖先の像》

アニマーに+1/+1カウンターが4つ以上乗っている状態で《祖先の像》を出すとアニマーの能力でコストが軽減され0マナで出せます。
《祖先の像》の効果で《祖先の像》自身を戻すことによりこの動きをループできます。
アニマーを好きなだけ大きくしたら《歩行バリスタ》を唱えましょう。

アニマーの上に載っている+1/+1カウンター分だけコスト軽減されるので《歩行バリスタ》のXXで指定できるサイズも事実上、無限の大きさです。
《歩行バリスタ》は《帝国の徴募兵》等のクリーチャーサーチを使うか、ループの横に《獣に囁く者》を置いたり、同じくXをデッキ枚数に合わせたハイドロイド混成体等でデッキを全て引いて探してきます。

あるいはループの横に《鍛冶の神、パーフォロス》を置いておけば無限ダメージとなります。

メインコンボ② 《帝国の徴募兵》

場にアニマーが居て《帝国の徴募兵》があればコンボが完成するので実質、アニマーとの2枚コンボです。
主なルートは以下の二つです。

ルート① 霧女ルート


1:アニマーに+1/+1カウンターが二つ以上乗っている状態で《帝国の徴募兵》を唱える。


2:《ファイレクシアの変形者》をサーチして場に出し、《帝国の徴募兵》をコピー。
3:《霧女》をサーチして場に出し、《ファイレクシアの変形者》を手札に戻す。
4:《ファイレクシアの変形者》を再度唱えて《霧女》をコピー《霧女》を対象に指定して手札に戻す。
5:再度《霧女》を唱えると 「スピリット呪文を唱えた時手札に戻る」能力が誘発し《ファイレクシアの変形者》が手札に戻る。
6:着地した《霧女》 は自身を対象にして手札に戻す。

少しややこしいですが、この時点で場にはアニマー(+1/+1が6個)と帝国の徴募兵。
手札には《ファイレクシアの変形者》と《霧女》
使ったマナは(変形者の青マナをファイレクシアマナで払っている前提)青青と4点のライフです。

7:《ファイレクシアの変形者》で《帝国の徴募兵》をコピーし、《波止場の恐喝者》をサーチして場に出します。計赤赤青青
8:以下3~6を繰り返し、《波止場の恐喝者》をコピーし続けることにより恐喝者の宝物トークンが5個以上で無限マナです。

その後、《帝国の徴募兵》を同様の手順でコピーし続けることによりデッキ内のパワー2以下のクリーチャー全てをサーチしてきます。


9:《帝国の徴募兵》で《歩行バリスタ》をサーチして無限マナで勝利です。
※《波止場の恐喝者》は《流浪のドレイク》でも代用可能です。自身の土地枚数や場の置物の数次第で選択しましょう。

自分はこの《霧女》ルートを一番頻繁に使います。何故かというと、クリーチャーだけで完結するコンボだからです。
クリーチャーだけで完結するという事は下記のスペルに邪魔をされません。
EDHでよく使われる打ち消し呪文のおおよそ1/3を無効化できます

ルート①-2 霧女&鏡の間のミミックルート

《鏡の間のミミック》はスピリットなので、《霧女》のスピリット呪文を唱えた時に手札に戻る能力が誘発します。
ループの手順を省略できるのに加え、宝物トークンが3つ出せれば無限マナになります。
必要マナは青青赤赤とライフ4です。

1:アニマーに+1/+1カウンターが二つ以上乗っている状態
 《帝国の徴募兵》を唱えて場に出す()(アニマーカウンター3)
 《ファイレクシアの変形者》をサーチ

2:《ファイレクシアの変形者》を唱えて場に出す(2ライフ)(アニマーカウンター4)
 《帝国の徴募兵》をコピー、《霧女》をサーチ

3:《霧女》を唱えて場に出す()(アニマーカウンター5)
 《ファイレクシアの変形者》を対象にして、手札に戻す

4:《ファイレクシアの変形者》
を唱えて場に出す(2ライフ)(アニマーカウンター6)
 《 帝国の徴募兵 》をコピー、《鏡の間のミミック》をサーチ

5:《鏡の間のミミック》を唱えて場に出す()(アニマーカウンター7)
 《霧女》のスピリット呪文を唱えた時、手札に戻る能力が誘発手札に戻る
 《 帝国の徴募兵 》をコピー、《波止場の恐喝者》をサーチ

6:宝物が3個以上出る状態で《波止場の恐喝者》を唱えて場に出す()(アニマーカウンター8)

7:宝物で《霧女》を唱えて場に出す(宝物-1)(アニマーカウンター9)
 《鏡の間のミミック》を対象にして、手札に戻す

8:《鏡の間のミミック》を唱えて場に出す(宝物-1)(アニマーカウンター10)
 《霧女》のスピリット呪文を唱えた時、手札に戻る能力が誘発手札に戻る
 《波止場の恐喝者》をコピー、宝物トークン3以上で7:~8:をループで無限宝物


必要分の宝物でマナを確保したら、《鏡の間のミミック》のコピー先を《帝国の徴募兵》にして《歩行バリスタ》を唱えれば無限ダメージで勝ちです。
《ハイドロイド混成体》をサーチでデッキを引き切ることも可能です。
《無のロッド》等でアーティファクトが使えない場合は《波止場の恐喝者》の代わりに《流浪のドレイク》+土地3枚で同じく無限マナが可能です。

ルート② 呪文探求者ルート

1:アニマーに+1/+1カウンターが二つ以上乗っている状態で《帝国の徴募兵》を唱える。
2:《ファイレクシアの変形者》をサーチし《帝国の徴募兵》をコピーする。
3:《呪文探求者》をサーチして場に出し、《新生化》をサーチする。
4:《新生化》唱えて《呪文探求者》を生け贄にして《祖先の像》をサーチ
5:《祖先の像》ループでアニマーに+1/+1カウンターを沢山乗せた後、《祖先の像》で《ファイレクシアの変形者》を戻す。
6:《ファイレクシアの変形者》で《帝国の徴募兵》をコピーし《歩行バリスタ》をサーチして出して勝利。 計青青

《新生化》がカウンターされやすいのと途中でサーチループを挟めないのでサブルートとなります。
《呪文探求者》はルート①の途中でカウンターを手札に貯めたりする使い方のほうが多いです。
《新生化》も単体で非常に強力なサーチなので手札に来た時《帝国の徴募兵》を探すために使う事が多いです。
デッキに必要なサーチカードだけでサブルートが存在するのがこのルートの利点とも言えます。

メインコンボ③ 船砕きの怪物

イニストラードで追加されたこのホラーを例えるなら、相手の邪魔な置物もどかせる上に打ち消されない、生物になった《雲上の工芸品》と書けば使用感が伝わりますでしょうか。

《フェアリーの大群》と1マナクリーチャーで疑似《祖先の像》もできますし、工芸品と違い、アーティファクトも誘発するので、アニマーが居れば呪文滑りと絵描きの召使いでもループします。

《波止場の恐喝者》+クリーチャーで簡単に無限マナを行えたり、祖先の像を行き来させてるだけで相手の土地以外のパーマネントはなくなります。

とりあえず何かを唱えれば場にいる使い終わったドロークリーチャーもまた手札にと、単体でこそ何もしませんが、アニマーにとって活用法は無限大です。

《雲上の工芸品》はサーチしづらいという弱点がありましたが《船砕きの怪物》は《激情の共感者》でもサーチできます。

7マナというコストも対戦相手のエンド前に瞬速で飛び出すことにより思ったよりは気になりません。

シナジーの豊富さから、今後はよく使われるクリーチャーとなるのではないでしょうか。

新コンボ 巨体変異

完全に無色のクローンと言える《巨体変異/Hulking Metamorph》が兄弟戦争で追加され、《帝国の徴募兵》のコンボルートに以下のコンボを新しく実装したアニマーが出始めました。

1:アニマーに+1/+1カウンターが二つ四つ以上乗っている状態
 《帝国の徴募兵》を唱えて場に出す()(アニマーカウンター3)
 《ファイレクシアの変形者》をサーチ

2:《ファイレクシアの変形者》を唱えて場に出す(2ライフ)(アニマーカウンター4)
 《帝国の徴募兵》をコピー、《金切声のドレイク》or《夢で忍び寄るもの》をサーチ

3:《金切声のドレイク》or《夢で忍び寄るもの》を唱えて場に出す(青)(アニマーカウンター5)
 《ファイレクシアの変形者》を手札に戻す

4:《ファイレクシアの変形者》を唱えて場に出す(2ライフ)(アニマーカウンター6)
 ・アニマーのカウンターが6以下なら8以上になるまで下記を繰り返す。
  《金切声のドレイク》or《夢で忍び寄るもの》をコピーして《ファイレクシアの変形者》自身を戻す。
  (2~4ライフ)

 アニマーのカウンターがら8以上になった場合、コピー先を下記に移行する。
 ファイレクシアの変形者》で《 帝国の徴募兵 》をコピー、《激情の共感者》をサーチ

5:《激情の共感者》を唱えて場に出す(緑)(アニマーカウンター9)
 《 巨体変異 》をサーチ

6:《巨体変異》を唱えて場に出す。
《金切声のドレイク》or《夢で忍び寄るもの》をコピーして《巨体変異》自身を戻す。
以後、繰り返しで《巨体変異》が疑似《祖先の像》の動きをすることによりアニマー無限カウンター。

7:必要数のカウンターがアニマーに乗ったら、《巨体変異》で《帝国の徴募兵》をコピー
《歩行バリスタ》をサーチして無限ダメージで勝利。

メリットは以下の点です。

+4~8ライフで始められる(霧女ルートよりも必要な青マナが少ない)
・《祖先の像》は《帝国の徴募兵》からルートが繋がらないがこのルートは繋がる。
・コンボ途中で対象を取らないので《偏向はたき》で妨害されない。

デメリット
・アニマーに乗ってるカウンター数次第では霧女ルートよりも払うライフが多くなる。
・シナジーカードでコンボ専用パーツではないとはいえ、相応のスロットは取る。

※補足
《金切り声のドレイク》《夢で忍び寄るもの》《祖先の像》の共通点として、手札に戻すカードを対象に取っていません。
対象を取っていないというのは、細かい違いですがMTGでは非常に重要です。

仮に、戻るのにスタックでインスタント除去を唱えられたとします。
こちらが《森を護る者》で土地を生贄に捧げて《祖先の像》に被覆をつけても自身を戻せます。
この巨体変異のルートも《金切り声のドレイク》《夢で忍び寄るもの》の箇所を《霧女》を使っても同じように回りますが、《霧女》は対象を取るので、《偏向はたき》でバウンス対象を変更されるとコンボが止まります。

また、《金切り声のドレイク》自身は単体ではカードパワーは低いですが、《夢を穢すもの》とのコンボによりライフがある限りドローできるようになりる為、採用が増えているクリーチャーです。

その他のコンボ候補

《波止場の恐喝者》+《練達の魔術師、バリン》

アニマーがいる状態+《波止場の恐喝者》から4つ以上宝物トークンが出る場合、バリンで無限に出し入れでき、疑似的に《祖先の像》の動きを再現できます。

宝物トークン6つ以上で無限マナになり、(アニマーがいる場合は5つ)ドロー付きのクリーチャーなどを使いまわし、デッキを引き切り勝ちます。
《帝国の徴募兵》でサーチできるバリンを優先していますが、《ティムールの剣歯虎》も選択肢に上がります。
バウンスにパーマネントをサクら無くて良い、青対策に捕まらない、タフネスが3ある等のメリットがあります。
バリンと比べてデメリットはサーチがしづらい、対戦相手のクリーチャーはバウンスできない等です。

バリンの場合は対戦相手のクリーチャーもバウンスできます。
アニマーデッキの全てを否定する下記クリーチャーもバウンスしてコンボをスタートできます。

《タッサの神託者》

デッキを無限ドローできるのであれば非常に簡単な勝利手段です。
《歩行バリスタ》と同じフィニッシャー枠です。
《垣間見る自然》や《獣に囁く者》は強制ドローなので引く枚数を考えなければいけないのが省略できます。

《鏡割りのキキジキ》+《詐欺師の総督》

アニマーはマナが出ないデッキなので何度も除去されて出し直しをするのは現実的ではありません。
アニマーに頼らない別ルートのコンボとしては最高の選択肢の一つだと思います。
《呼応した呼集》1枚でコンボパーツを揃えられるのも強みです。
赤マナを必要以上に要求するのが難点です。
また、純粋なコンボパーツの枚数は本当に必要な少数に絞る方針の為、今は抜けています。

《雲石の工芸品》《大地の知識》《魔の魅惑》

これらのカードはアニマーと非常に相性の良いカードで実際に出た時は強力です。
共通の問題点として、どれもティムールカラーだとサーチが難しいというのがあります。
再現性の高いコンボルートになりづらいので、私はこれらのカードを現在採用していません。

《パリンクロン》+《狙い澄ましの航海士》

非常に強力なコンボです。自分のコントロールする全てのcip能力を使いまわしながら無限マナを達成できます。
しかしながら6マナと7マナのクリーチャーを両方出せれば強いのはどのフォーマットも一緒で、序盤のキープ基準になりにくいこと。
メインターンで仕掛けざるを得ないデッキでありながら大振りなところが弱点です。
どちらもシナジーの強いカードなので片方だけの採用なども検討は出来ます。

妨害カードの選択について

アニマーに積んでいるカウンターは限定的な場面が多いですが軽さを重視しています。
これはアニマーを2ターン目に出すため、1マナのマナ加速を多く採用している関係上、アニマーはマナが伸びにくいデッキだからです。

《精神的つまづき》

EDHのデッキは大体15~20枚程の1マナカードが入っています。対戦相手3人で《精神的つまづき》の対象は約60枚ある計算になります。
特に1マナは致命的なサーチと除去が非常に多く、このカードの採用を疑う余地はないでしょう。
アニマーでは特に白と黒ではない1マナ除去《袁術》や相手の1マナカウンターに使うことが多いです。

《夏の帳》

緑だけで撃てる青命令とは誰が言ったのか、EDHでも強力なカードです。
《絵描きの召使い》で黒を指定するとなんでも守れるようになります。
青マナが常に足りないデッキなので緑で構えられるのも利点です。

《紅蓮破》&《赤霊破》

同じく青でなく赤で構えられるのが利点です。
最強カラー青のパーマネント破壊やカウンターなどあて先が無いことはほぼありません。
細かい差異ですが、紅蓮破は好きな対象が取れて、それが青の場合破壊します。赤霊破は青いカードしか対象に取れません。
卓に青がアニマー一人の時、赤霊破をアニマーに撃たれた場合、偏向はたきで対象を変える時、他の青いパーマネントが必要になります。

《激情の後見/ Fierce Guardianship》

統率者2020で追加されたピッチスペル。マナを残さずにアニマーを2ターン目にブッパできるようになったのは強いです。

《偏向はたき/Deflecting Swat》

統率者2020で追加されたピッチスペル。1対2交換できる時もあり、非常に強力。スペルだけでなく能力も対象を変えられます。このカードの登場で対象をとる追加ターンが環境から減ったそうな。

■アニマーを護るクリーチャー
《森を護る者》 《呪文滑り》《絵描きの召使い》 《 運命を紡ぐ者 》

場にいる事で対戦相手のスペルの矛先を変える事があり予防的なポジションです。
《祖先の像》の能力は対象を取らないので《森を護る者》で被覆を付けてもループが止まらないのが地味に強いです。

《絵描きの召使い》は白or黒指定で、アニマーのプロテクション(白)(黒)が全対応になります。
少数入っている色対策カードの効果範囲も広げます。
特にラワンとのコンボは完全にクリーチャースペルを止めるので一部の統率者に刺さります。

■対戦相手を妨害するクリーチャー
効く相手と効かない相手の差が激しく、尚且つヘイトを稼ぐことが多い為採用するものはよく吟味しましょう。

《金粉のドレイク》

スタックで除去されると何もしないことに注意してください。決まれば統率者の出し直しすら許さない万能除去です。コピークリーチャーのコピー先でもあります。

《溜め込み屋のアウフ》

こちらの《歩行バリスタ》と《波止場の恐喝者》の宝物トークンも巻き込むのでコンボを仕掛ける時は注意してください。
緑以外の統率者にとってはマナ加速を止める非常にやっかいなクリーチャーです。
相手を止めるだけでこちらの勝利条件に貢献しないため不採用とする意見もわかりますが、アニマーは最速の統率者ではないので、1ターン目教示者、2ターン目アウフなどのムーヴをかけないとログラクフ系の統率者の速度に追い付けないことが多いです。
自分も入ったり抜けたりを何度もしているクリーチャーです。妨害効果の高さは疑いようもないので自分のコンボ範囲と相談です。

《ファイレクシアの破棄者》

主に《ギトラグの怪物》《ケンリス王》などの起動能力が死に直結するような統率者や《食物連鎖》を止めるために使われます。

《エレンドラ谷の大魔術師》 《心悪しき隠遁者》《層雲の踊り手》

起動型能力なので能力をカウンター呪文で打ち消されません。
《心悪しき隠遁者》は降霊で2度唱えられたりするのもアニマーとしては美味しいです。

総評


アニマーは最速でもなければ盤面の支配力があるわけでもありません。
マナも大量に出ないのでせいぜい1ゲーム中にコンボをしかけられるのは1~2度くらいでしょう。
その仕掛け時を見極めてパズルの様なクリーチャーコンボを完走した時のうれしさはひとしおです。

《精霊の魂、アニマー》は素晴らしい統率者です。
クリーチャーをテーマにしたデッキ全体の一貫性と、クリーチャー版ストームデッキの様な立ち居振る舞いはとても魅力です。

非常に人気のある統率者で愛用している人も多いと思います。
ご意見ご指摘、おすすめのカードなどありましたら是非教えて頂ければ幸甚です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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コメント

  1. 774 より:

    霧女ルートの4と5付近ですがファイレクシアの変形者を唱えてもスピリットではないので霧女の能力は誘発しないのでは?

    • wezael より:

      >>774様
      おっしゃられる通り、自分が間違っていました!
      ご指摘ありがとうございます。
      日記の方修正させていただきました。

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