《呪文追いルーツリー》の禁止は間違っていると思う3つの理由

EDH

事の発端:《呪文追いルーツリー》の禁止発表

イコリアの巨獣の新規カード、《呪文追いルーツリー》がプレビュー発表と同時にEDHで禁止になりました。

注)SheldonさんはCommander Rules CommitteeというEDHのルールを管理するグループの創設者の一人です。

彼は禁止理由をサイトでこう述べています。

私たちはこれまでカードの発売日前にカードを禁止したことはありませんでしたが、《呪文追いルーツリー》については強く禁止せざるを得ないと感じています。 マジックの歴史の中では他に類を見ないカードだからです。 我々はこのフォーマットでカードに機会を与えることを固く信じていますが、ルーツリーがすぐに禁止されてしまうのは明らかでです。つまり、そのカードを持っていて適切な色をプレイしていれば、単純にそれを含めることができるのです。 この決定の大きな部分は、プレイヤーにこのカードがリーガルのままであるかもしれないと考えて手に入れてほしくないということだ。様子見期間をもつことも検討されていたし、思ったほど悪くなかった場合に備えて、後から禁止することも考えられた。 最終的には、これは特殊なケースであり、保守的なアプローチの方が良い選択肢だと考えている。
ソース:https://mtgcommander.net/


彼が述べている理由も理解はできます。

なのにブログ主は《呪文追いルーツリー》が禁止なんて当たり前の事になに難癖つけようとしてんだ、と思われる方もいるかと存じます。

しかしながら禁止カードの制定には、根拠が明確であるべきだと自分は考えます。

必要な過程を吹き飛ばしての禁止裁定が保守的なアプローチかは疑念があります。

なので、結果として禁止になることに変わりがなかったとしても、結論として鼻から禁止なのと過程を踏んだ末での禁止は全く別だと思っています。

あくまで1ユーザーの意見なので異論反論はあるかと思いますので、皆さんのご意見もうかがえたら幸甚です。

※と、思ったらブロールでも禁止になってWotCも同じ結論を出したという事でこの記事終了w

ルーツリーの禁止でアニマーの強化ができずにおことなったボクは怒りの駄文を書こうとしたところ世界はジャイルーダの炎に包まれてイコリアから飛び出した相棒たちが各フォーマットで大暴れ!ルーツリーどころではなくなったアニカスの心境やいかに
前半、ルーツリー発表即禁止直後の駄文、後半、相棒がMTGを核の炎で焼き払った後の駄文

1)まず、ユーザーに新カードを遊ばせてほしい。

「新しいカードで遊びたい」当然の意見だし権利だと自分は思ってます。

発表と同時に禁止は、新カードの使い道やマイデッキに組み込めるカードを探すプレビューのワクワク、実際にカードをプレイして遊ぶ楽しみを全て取り上げられたような喪失感と憤りを感じます。

遊んだ結果、「やっぱダメだよね」となるのならば納得できます。

新しいカードが生まれ続けるMTGには工夫や努力をあざ笑うかの様な強カードやコンボが時に生まれます。

《王冠泥棒、オーコ》やサヒーリフェリダーコンボはそれの最たる例でしょう。

オーコは禁止直前のミシックチャンピオンシップ(旧PTに相当する大会)で過去に類を見ない75%の使用率でした。

当然そんなデッキが許されるわけなくお縄となったわけですが、逆にセーフだった事例もあります。

《太陽冠のヘリオッド》です。《歩行バリスタ》との即死コンボが危ぶまれて登場当初から監視対象でしたが、現在のところ環境の1メタとして存在してます。

使ってみたら意外と楽しいかもしれない。意外と良いバランスかもしれない(という可能性は後述する問題点から非常に低い確率ですが)

とにかく一度機会を与えてあげてほしかったです。

2)数字的根拠が皆無

このカードを使ったデッキは具体的にどれくらい勝率上がったの?
このカードを入れたデッキは全体の何%でどれくらい赤青含みの統率者が増えたの?
そもそもこのカードの使用率は?
このカードは本当に強いの?

的なことをルートリー発表直後につらつら書いていたんですが、ちょっとブログに手つけられずにいた間に環境は様変わりしたと言っても過言ではないでしょう。

全部省いて今の心境を書きますね。

相棒というシステム自体がダメっぽい。

ルーツリーがどうのというレベルでは最早ないようです。
TwitterでMTG有名なの方の意見を見るの好きなですが大変参考になります。

展開の固定化による技術介入度の低下。ただただ8枚目の手札という純粋なアド。
そしてレガシーでは1ターンキル率50%以上のジャイルーダデッキや、モダン、パイオニアでもルールスが大暴れ。

勿論相棒を楽しんでる方もいますし、結論を出すにはまだ時期尚早であり、慎重な意見も散見されます。

新しいカードで環境が様変わりするのは当然なことなのですが、これが果たしてユーザーにとって好ましい変化であったのかは首をかしげざるを得ないようです。

ゴジラとのコラボや変容などの魅力的で複雑ゆえに楽しいシステムなど、イコリアにも良いところは沢山あるのですが、今後どうなるのかが先行きは不透明ですね。

オーコもそうなんですが、MTGのプロがカードを調整するようになってから無駄がそぎ落とされたような、あるいはユーザーが今までかゆいと思ってた(あと1マナ軽ければなぁ)や(あとパワーとタフネスとか忠誠度1多ければなぁ)が踏み込んで実現された結果とんでもないカードが生まれ続けてるように感じます。

自分もMTGAで触ってみて思った以上に相棒の異質さを実感しました。
スタンダードくらいは完走してほしい気持ちと相棒のいる環境をはたして楽しめるのだろうかという気持ちが今は半々な所です。

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