予想印
◎ 4番 エーティーマクフィ
○ 10番 ダノンマッキンリー
軸▲ 3番 パンジャタワー
△ 8番 ウインカーネリアン
△ 13番 ロジケープ
印の定義
軸
今回一番3着以内に来そうな馬。◎○▲△☆とは独立した属性。
◎ 本命
好走確率をやや重視しつつ、期待値も考慮した最も馬券の中心に据えたい馬。
○ 対抗
一定以上の好走可能性を前提に、期待値をやや重視した最も買いたい馬。
▲ 単穴
強いので切れないが、明確なリスクまたは価格の悪さによって◎○にはできない馬。
△ 相手
合理的な好走シナリオがあり、条件がハマれば上位まで来られる相手馬。
レース質の定義
今年のキーンランドカップで重視したいのは、単純なテンの速さではなく、前半から一定の負荷を受けながら3~4角でもスピードを落とさず、札幌の短い直線まで脚を残せるか。
過去10年の前半3F平均は33.93秒、後半3F平均は35.16秒。前半の方が速い前傾型が7年あり、基本的には追走力と持続力の両方が必要になるレースだ。
土曜の札幌芝はBコース。クッション値は8.1で、極端に硬い高速馬場ではなく標準の範囲。芝1200mの10Rは前半33.8秒、勝ち時計1分08秒7。逃げ馬がそのまま押し切る馬場ではなく、好位から中団付近でも十分に勝負になっていた。
今回もウインカーネリアン、エイシンディード、サウンドモリアーナなど前へ行ける馬はいるが、何が何でもハナを奪い合う構成とは見ていない。
想定は平均~やや前傾のスピード持続戦。
今回特に重視するのは、前半の追走力、コーナーから長く脚を使う能力、短い直線までに勝負圏へ入れる位置取り。この3点になる。
軸馬・印を付けた馬の評価
4番 エーティーマクフィ
印:◎
総合評価:能力、安定性、今回条件、価格のバランスが最も良く、馬券の中心に置きたい。
前走の函館スプリントSは2着。単純に2着だったから評価するのではなく、スタートや位置取りまで含めれば着順以上に内容を評価できるレースだった。
高松宮記念では8着だったが、今年の1200m路線ではパンジャタワーやウインカーネリアンと同じG1を経験している。そのうえで函館SSではしっかり巻き返した。
今回の4番枠なら極端な距離ロスは避けやすい。内に閉じ込められる可能性はあるものの、パンジャタワーほど馬群内の進路を大きな弱点とは見ていない。
状態面にも明確なマイナスはなく、追い切りも高評価。今回の上位候補の中では、能力を出せなくなる理由が比較的少ない。
パンジャタワーほど市場評価が集中しておらず、ダノンマッキンリーほどスタートや位置取りへの依存も強くない。
高い好走可能性を確保しながら、価格面もまだ買える。
そのバランスを最も高く評価して◎とした。
まとめ
大崩れする要因が少なく、現在の市場評価まで含めて最も馬券の中心に据えやすい。
10番 ダノンマッキンリー
印:○
総合評価:能力は重賞上位級。発揮条件にリスクはあるが、その分だけ市場評価とのズレを狙える。
前走UHB賞は4着だったが、60kgを背負い、出遅れて外を回す競馬。それで4着まで来た内容は着順以上に評価している。
今回は57kg。3kg減るだけで自動的に好走すると考えるつもりはないが、前走より条件が軽くなるのは間違いない。
純能力では今回の上位グループ。1200mで能力不足というより、問題はその能力を札幌でどう出すかにある。
出遅れや気性面から後方になると、札幌の短い直線では物理的に届かなくなる危険がある。ただし土曜の馬場は逃げ・先行しか残らない状態ではなく、中団からでも勝負になっていた。
前がある程度流れ、馬群が極端な縦長にならなければ浮上余地は大きい。
◎ではなく○なのはここ。エーティーマクフィより好走レンジは狭いが、能力に対して価格が甘い可能性はこちらの方が高いと見ている。
まとめ
出遅れれば終わる危険はある。それでも能力と価格の差を狙うなら今回最も面白い一頭。
3番 パンジャタワー
印:軸▲
総合評価:最も崩れにくく勝ち切りまで見る一方、市場評価の高さから◎○とは役割を分けた。
昨年のキーンランドカップ勝ち馬で、今年の高松宮記念でも4着。1200mの追走力と札幌への適性はすでに結果で示している。
さらに安田記念では1600mのG1で5着。距離短縮自体を不安材料にする必要はなく、今回の1200mはむしろ実績のある条件へ戻る形になる。状態面にも大きな問題はなく、ここまでの調整過程も順調。
問題は3番枠。大きなストライドで伸びるタイプなので、馬群の内側で包まれて外へ出すまでに時間を使う形は避けたい。
ただ、土曜を見る限り内ラチ沿いだけを通らなければならない馬場ではない。各馬がある程度進路を選べるなら、この枠のリスクも致命的とは見ない。
能力、条件適合、安定性を合わせれば今回最も3着以内へ残る可能性が高いと判断して軸。勝ち切りも最上位に見る。
一方で人気はかなり集中している。強さを否定して印を落としたのではなく、**能力に対して価格が厳しいため▲**という扱いだ。
まとめ
最も信頼する馬であり頭まで狙う。ただし人気込みでは◎○より積極的に買いたい馬ではないため軸▲。
8番 ウインカーネリアン
印:△
総合評価:純能力は最上位級。59kgなどの負荷はあるが、馬場と隊列を再確認すると切る理由も薄い。
能力だけなら今回トップクラス。
スプリンターズSを勝ち、今年の高松宮記念でも3着。G1の1200mで結果を出している以上、純粋なスプリント能力を疑う必要はない。
今回気になるのは59kgと洋芝。
ただし馬場については当初より評価を上げた。土曜のクッション値8.1は極端な高速馬場ではないものの、昨年のキーンランドカップ時より硬い方向。ウインが得意としてきた高速芝そのものではないが、緩い洋芝を強く嫌う必要もなさそうだ。
隊列も同様。外にはエイシンディード、サウンドモリアーナなど先行馬がいるが、ウイン自身は何が何でも逃げなければならない馬ではない。
内から無理に競り続けず番手に収まれば、想定していたほど先行負荷が大きくならない可能性がある。
9歳、59kgという条件まで考えて評価は△にしたが、能力で切る馬ではない。
まとめ
ベスト条件そのものではないが、馬場と隊列の懸念は軽減。G1級の能力を考えれば相手からは外せない。
13番 ロジケープ
印:△
総合評価:重賞での能力上限は未知だが、札幌1200mで求められる脚の使い方は今回かなり合う。
8戦して4勝、残る4戦も3着。まだ馬券圏外がない上がり馬だ。
前走TVh賞は札幌1200mを1分08秒1で勝利。時計だけなら当日の馬場が速かったこともあり、これだけで重賞級とまでは評価しない。
評価したいのは勝ち方。
中団から残り500m付近で外へ出し、3~4角から自分で位置を上げて、そのまま直線でも伸び切った。
札幌の短い直線まで待って一瞬だけ脚を使ったのではなく、コーナーから長く脚を使って勝負圏へ入ったところが今回のレース質とよく合う。
55kgもプラス。一方で今回は初重賞で、13番枠から同じように外を回せば距離ロスも大きくなる。
さらに市場にもすでにかなり評価されており、「誰にも見つかっていない穴馬」ではない。
条件適合は高く見るが、重賞上位組との能力差と価格を考えて△までとした。
まとめ
札幌1200mへの適合は高い。初重賞と市場評価の高さを考え、過剰に追わず相手として残す。
印を5頭まで絞った理由と、最後まで迷った馬
今回は最終的に、◎エーティーマクフィ、○ダノンマッキンリー、軸▲パンジャタワー、△ウインカーネリアン、△ロジケープの5頭に印を絞った。
結果的には人気上位5頭へ印を打つ形になったが、「人気馬だから残した」というより、能力、今回条件への適合、当日の馬場、隊列、状態まで詰めた結果、この5頭の好走シナリオが最も明確だった。
人気寄りの予想で相手まで広げると、的中率を上げるための保険馬券が増えやすい。今回はそこを避け、印そのものを5頭へ絞り、馬券もこの5頭を中心に組み立てる方針とした。
ただし、完全に評価できなかったわけではなく、最後まで△候補として残っていた馬もいる。
1番 ナムラクララ
UHB賞勝ちに加えて55kg、調教内容にも大きな不安はない。札幌1200mへの適性自体は評価している。
一方、前走は展開・条件に恵まれた側と見ており、1着という結果だけで今回さらに評価を上げるのは避けた。1番枠からロスなく運べる可能性はあるが、進路を失うリスクもある。
△候補には残したが、上位5頭を押し退けるほどの買い材料まではないと判断して無印とした。
2番 ルシード
前走UHB賞は出遅れて外を回しながら2着。内容だけなら着順以上に評価できる。
今回2番枠で、五分に出れば内で距離ロスを抑えられるのは魅力。D.レーン騎乗も進路取りという意味ではプラス材料になる。
ただし、スタートの不安そのものが消えたわけではない。出遅れると今度は後方の内に閉じ込められる危険もある。
走れるシナリオは十分あるが、その成立条件が上位5頭より限定的と見て印から外した。
5番 ゾンニッヒ
個人的に穴で一番迷ったのはこの馬。
札幌1200mでの勝利実績があり、今回は57kg。さらに調教評価も非常に良く、状態面では今回かなり気になる存在だった。
ただ、近走内容を精査すると、後方から差してくるには馬群がある程度凝縮し、4角で前と離されすぎないことが必要になる。札幌の短い直線を考えると、展開依存度はどうしても高い。
高配当を狙うなら△~☆として残したかった馬だが、今回は印を5頭へ絞る方針を優先した。
9番 イツモニコニコ
印候補の最終ラインまでは上げなかったが、個人的には少し気になっている一頭。
前走CBC賞は10着だったものの、上がり33.0秒。しかも前が詰まって脚を余した形。
流れや位置取りが噛み合った時にどこまで差を詰められるかは少し見てみたい。
ただし今回は、中一週で輸送もあり中間調教なし。
状態面も含めて強く押し上げる材料までは揃わなかった。
馬券で拾うというより、レース後に内容を確認しておきたい馬という位置づけにした。
今回はこのあたりまで広げることも考えたが、人気上位5頭を中心に予想を組んだ以上、さらに相手を増やすと馬券の芯がぼやける。
そのため、ナムラクララ、ルシード、ゾンニッヒは「無印=評価していない」ではなく、最後の絞り込みで外した馬。イツモニコニコは個人的なチェック対象として整理した。

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