札幌記念2026予想
軸◎ 15 シェイクユアハート
○ 7 ショウヘイ
▲ 6 ローシャムパーク
△ 4 マジックサンズ
△ 8 サクラファレル
△ 10 アドマイヤテラ
△ 13 グランディア
△ 16 ホウオウビスケッツ
近年の札幌記念に起きている変化
近年の札幌記念で意識しておきたいのが、夏の中距離路線そのものの変化。
大きいのは、新潟記念が2025年からハンデ戦ではなく別定戦になったこと。
以前なら実績馬にとってハンデがネックになりやすかった新潟記念だが、別定戦になったことで有力馬も使いやすくなった。
実際、今年の札幌記念にはG1勝ち馬が1頭もいない一方、2週後の新潟記念にはドゥレッツァ、アーバンシック、ステレンボッシュ、チェルヴィニア、ロデオドライブと、現時点でG1馬5頭が出走を予定している。
また、左回りで直線が長い野芝の新潟競馬場は秋の本番への再現性が高いと予想される。
以前のように夏の中距離トップクラスが札幌記念へ集中する構図ではなくなりつつあるのは意識しておきたい。
昨年の札幌記念も10番人気トップナイフが勝ち、13番人気アラタが3着。馬場が荒れた影響もあって3連単130万円超の大波乱になった。
今年は良馬場想定だが、土曜までを見る限り例年の良馬場札幌ほど極端に速い時計が出る馬場でもない。
そこから考えると、「札幌記念=G1級の実績馬を素直に買えばいいスーパーG2」という従来のイメージは少し薄れている。
今年も人気は比較的割れており、能力上位馬を重視する基本線は変えないものの、以前より人気薄が入り込む余地は大きくなっていると考える。
レース質の想定
今年の札幌記念は、
良馬場+極端な前後有利なし+平均前後からの持続力戦
を基本線で考える。
土曜の札幌芝を見る限り、差しは普通に届いているが、前も残っている。
一方でAコース最終週となり、内側の傷みは進行している。
さらに風向きまで加味すると札幌芝は「脚質フラット・やや外枠有利」少なくとも外枠だから明確に不利という前提は置かないほうが良さそう。
札幌芝2000mは1角まで約380mあり、JRAも外枠から先手を取ること自体は難しくないとしている。
4つのコーナーも大回りで、極端に緩みにくく、平均して速い流れになりやすい。
求められるのは一瞬の切れだけではなく、一定以上のスピードを長く維持する能力と考える。
今年重視したいのは、
- 2000mでの基礎能力
- 好位~中団から長く脚を使えること
- コーナーで極端に速度を落とさず運べること
- 一瞬の切れ味だけに依存しないこと
- 今回大きなマイナス材料が少ないこと
この5点。
15番 シェイクユアハート
軸◎。予想の中心。
総合評価:★★★★★
芝2000mでは全6勝中5勝を挙げ、重賞2勝も2000m。
昨年の中日新聞杯を1分57秒6、今年の金鯱賞を1分58秒1で勝っており、速い時計の2000mでも能力を出せる。
札幌記念で求められそうな持続力とも噛み合う。
直線だけで一瞬切れるタイプではなく、長く脚を使って差を詰められることが強み。
位置取りにもある程度幅があり、前が残る流れでも差しが届く流れでも完全に展開待ちになりにくい。
状態面にも大きな懸念は見つかっていない。
そして今回、当初リスクとして見ていた15番枠も、土曜のTBと風向きを確認したことで評価を変えた。
札幌2000mは1角まで十分な距離があり、現状は外枠が明確なマイナスになる馬場とも見ていない。
むしろ外から被されず、自分のリズムで運べる可能性もある。
宝塚記念14着についてはほぼ馬場と断定してよいだろう。
また、今回も後ろに構えすぎれば札幌の短い直線だけで届かない可能性がある。
ただ、それらを含めても、
2000m実績、現在の能力、持続力、状態、今回条件への適合、重大なマイナスの少なさを総合すると一番信頼できると考える。
まとめ
シェイクユアハートが馬券外なら、今回の馬券は全部外れて構わない。
7番 ショウヘイ
○。相手本線。
総合評価:★★★★☆
能力では当然上位。今年のAJCCでは2分10秒8で勝ち、JRAレーティング117。昨年のダービーでも3着に入り、世代上位の能力を示している。
今回まず見直したのが休み明け。きさらぎ賞から約3か月空いた京都新聞杯を1着、ダービーから約3か月半空いた神戸新聞杯を2着、菊花賞から約3か月空いたAJCCを1着。過去の実績を見る限り、休み明けだから下げる馬ではなく、むしろ間隔を空けた時もしっかり能力を出している。
今回のメリットは、能力だけでなく好位を取れる位置取り性能。札幌2000mで極端に後方へ置かれる可能性は低く、普通に走れば4角で勝負圏内にいる可能性が高い。初の札幌、洋芝という未知はあるものの、追い切りでの動きから現状そこを強いマイナスには取らない。
一方で、この馬の最大の課題は気性面。大阪杯では前半に挟まれてハミを噛み、折り合いを欠いてリズム良く走れなかった。追い切りでは折り合えていても、実戦で力めば2000mでも最後の伸びに影響する可能性がある。また、2000mの実戦経験自体も他の有力馬ほど多くない。
能力、位置取り、休み明け実績、状態はかなり信頼できる一方、折り合いを欠いた時に明確な凡走パターンがある。 ここがシェイクユアハートとの差になる。
まとめ
シェイクユアハートに次いで3着以内率を高く見る馬。折り合って普通に能力を出せれば、かなり崩れにくいと考える。
6番 ローシャムパーク
▲。来た時に大きく回収したい馬。
総合評価:★★★★☆
能力だけなら今回最上位まで考えられる。香港Cはロマンチックウォリアーから1.0秒差の5着、前走チャンピオンズ&チャターCも0.9秒差。数字から見れば、7歳になって完全に能力が落ちたと決めつける材料はない。
最大の問題は状態面。調整過程には前向きな材料も出ているが、「本来のローシャムパーク」と言い切れるほど懸念が完全に消えたとは見ていない。さらにスタート、後方化、折り合いといった不確実性もあり、能力とオッズだけを見て◎まで引き上げるのは危険と判断した。
ただし現在の市場評価はかなり低い。単勝だけでなく連系でも売れておらず、この能力を持つ馬としては相当嫌われている。血統的にもハービンジャー×キングカメハメハは札幌の洋芝で悪い方向には見ていない。
状態さえ戻っていれば、このメンバーで普通に勝っても不思議ではない。衰えを理由に嫌うのではなく、状態面の不確実性によって信頼度を落としている馬。
まとめ
状態懸念込みでも現在のオッズなら買う価値は十分。シェイク、ショウヘイより信頼度は落ちるが、能力と価格のズレは大きい。
4番 マジックサンズ
△。安定側の相手。
総合評価:★★★☆☆
今回、最も明確なマイナス材料が少ない馬。純粋な能力では最上位評価ではないが、折り合い面の改善、操縦性、状態、距離適性を含めて大きく嫌う理由が少ない。
4番枠も今の札幌では悪くない。Aコース最終週で内側の傷みはあるものの、内を通った差し馬が全く伸びない状態ではない。距離ロスを抑えて中団から進路を確保できれば、内差しで恵まれる可能性もある。
一方で、その「崩れにくさ」は市場にもかなり評価されている。単勝以上に連系で買われており、当初想定していたほどの穴ではなくなった。
能力で押し切るタイプではないため上位印にはしなかったが、重大なマイナスの少なさを考えると馬券から外す選択肢は取りづらい。
まとめ
派手さより安定感を評価。オッズ妙味は落ちたが、3着内候補として非常に消しにくい。
8番 サクラファレル
△。条件好転で巻き返しを期待。
総合評価:★★★☆☆
前走エプソムCは2番手から5着。上がり自体は33秒9なので「速い脚を全く使えない馬」という評価は違うが、スローの中で折り合いを欠き、そこから瞬発力を求められる形はベストではなかった。
今回の札幌2000mなら、直線だけで一気に加速する競馬よりも、前目から一定のスピードを維持する形になりやすい。昨夏には札幌2000mの藻岩山特別を逃げ切っており、コースへの適性も示している。
8番枠も魅力。傷みが進む可能性のある最内ではなく、外を大きく回されるほど外でもない。普通にスタートして前目のポジションを取れれば、今回のメンバーではかなり展開に乗りやすい馬だと思う。
問題は条件好転が市場にもある程度見抜かれていること。穴馬というほどのオッズではなくなっているため、期待値だけで上位印まで押し上げるのは難しい。
まとめ
前走より今回の方がレース質は合うと見る。枠も良く、普通に展開利を受けて馬券内まであっていい。
10番 アドマイヤテラ
△。能力で来られた時に抜きたくない馬。
総合評価:★★★★☆
能力だけならあっさり勝っても驚かない。今年の阪神大賞典を3分02秒0のコースレコードで勝ち、続く天皇賞・春も勝ち馬から0.1秒差の3着。長距離路線では明確に高い能力を示している。
ただし、阪神大賞典のレコードをそのまま「札幌2000mの追走にも対応できる」と評価するのは違う。あのレースは最初の2000mが2分03秒7で、そこからラスト1000mを58秒3。つまり強く評価すべきなのは、3000mを走った後でも高速ラップを長く維持できる能力であり、札幌2000mの平均して速い巡航速度に序盤から楽に乗れることまで証明したわけではない。
今回最大のポイントは距離そのものより、2000mの流れに自然に乗れるか。 キャリア初期には2000mで勝っているため距離適性そのものを疑う必要はないが、現在は長距離重賞で結果を出している馬だけに、序盤からいつもより速い巡航速度を要求された時にどうなるかは確認したい。
さらに今回は凱旋門賞へ向かう予定の始動戦。ここが最大目標ではないのは事実だが、調整自体は順調で、単なる叩き台と決めつけるほど状態が緩いわけでもない。凱旋門賞を目指すほどの馬だからこそ、地力そのものが一枚上という可能性も当然ある。
まとめ
阪神大賞典のレコードは高く評価する。ただし札幌2000mでは「距離が短いか」より「流れに乗れるか」がポイント。そこをクリアすれば前目の好位から能力だけであっさり勝つ可能性まである。
13番 グランディア
△。複数の買い材料が重なる穴候補。
総合評価:★★★☆☆
一つの決定的な材料ではなく、能力、適性、状態、近走の充実度、オッズを複合的に見ると買える要素が多い馬。
今年は中山金杯3着、大阪城S3着、新潟大賞典1着。7歳だが近走は重賞・オープンで安定して上位争いしており、キャリアの中でも充実した時期に入っていると見ている。2024年函館記念2着があり、洋芝への対応実績もある。
状態面も良い方向で確認できている。夏競馬では能力だけでなく、暑い時期にどれだけ状態を維持できているかも重要で、その点でも今回は評価を上げやすい。
脚の質は、最初から最後まで同じ速度を維持し続ける純粋な持続型というより、途中からギアを上げる加速性能に良さがあると見ている。そのため中盤で少し息が入り、3~4角から加速できる形になれば浮上しやすい。
13番枠については現時点でプラスともマイナスとも断定しない。今のTBと風向きなら外目がプラスになる可能性もある一方、実際に外を回り続ければ距離ロスになる。13番だから評価を下げることはしない。
まとめ
近走能力、洋芝実績、状態、充実度、オッズと買える材料が複数ある。突出した一つの根拠ではなく、総合的に△へ残した馬。
16番 ホウオウビスケッツ
△。前残りシナリオで重要。
総合評価:★★★☆☆
状態面の懸念がかなり薄れたことで、改めて評価を上げた馬。昨年の札幌記念で1番人気になったように能力自体はこのメンバーでも足りる。
良馬場の2000mは歓迎で、直線の瞬発力だけではなく、前から一定のスピードを維持する競馬が強み。札幌の短い直線や、極端な切れ味を要求されにくいレース質も合う方向に見ている。
近走では天皇賞・秋、ジャパンC、川崎記念については敗因をある程度整理できる。一方で今年の金鯱賞12着は、2番手から先頭へ立つ競馬をしながら最後は大きく止まっており、逃げにはきつい後半ラップではあるもののやや負けすぎ感はある。ここが▲以上まで上げられなかった最大の理由になる。
16番枠もそれだけでマイナスにはしない。札幌2000mは1角まで距離があり、今のTBと風向きも外枠が明確に不利とは見ていない。スタートから前を取れれば、そこから内へ収める時間はある。外から被されず自分のリズムで運べる可能性もある。
スロー~平均程度で前が止まりにくい展開になれば、ショウヘイと一緒に残るシナリオも十分考えたい。現在のオッズも能力に対してかなり付いている。
まとめ
能力、展開、価格を総合すると馬券からは外せない。前残りになった時の配当要員として重要。

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